武藤敬司 ムタ戦のアントニオ猪木さんを大イジり「51歳のわりには老けてるなぁ」

ムタ vs 猪木戦を振り返った武藤敬司(右)

元プロレスラーの武藤敬司(61)が、故アントニオ猪木さん(享年79)との名勝負を振り返りながら〝武藤節〟を全開させた。

京王百貨店新宿店で開催中の「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」では期間限定で「アントニオ猪木酒場」が復活。22日は武藤がゲストとして参加し、猪木さんとの〝伝説の試合〟を映像とともに振り返った。

1994年、50歳を過ぎたアントニオ猪木さんの引退までの興行「ファイナル・カウントダウン」が始まり、第1戦の相手に選ばれたのは武藤と縁深いグレート・ムタだった。同年5月1日、福岡ドームで行われた試合は猪木さんが流血するほどの熱戦となったが、最後はムタから3カウントを奪い、勝利を収めた。

当時の心境を「猪木さんと試合できる人ってなかなかいない。やりたいからやれる人ではない。この試合も俺が決めたことじゃないし、すごく光栄なことだった」と武藤は感慨深げに語った。

30年前の試合を見ながら、最近のプロレスとの〝違い〟についても言及。「今は序盤の緊張感がない。お客さんの反応を怖がってしまって〝小心者〟がプロレスをしているように見えてしまう」とズバリと苦言を呈した。

また、イベント中には「51歳のわりには老けてるなぁ」などと猪木さんへの〝イジリ〟も連発。最後には「猪木さんたぶん怒っているよ」と苦笑いしながら、会場を盛り上げていた。

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