火おこし体験 花西地区 防災ワークショップ【花巻】

松ぼっくりなどを着火剤に火おこしを体験するワークショップの参加者

 花西地区まちづくり協議会(菅原眞也会長)は22日、花巻市文化会館と協力して「花西ミニミニ防災ワークショップ」を開いた。子どもたちが地域の大人たちの手ほどきを受けながら、マッチを使ったたき火を体験、火を使わない防災ご飯を試食した。

 1月に発生した能登半島地震を受け、花西地区の防災備蓄品を見直したのがきっかけ。同地区の指定緊急避難場所になっている市文化会館で7月27日に開催予定の防災キャンプに先駆け、災害時に役立つ知識や行動を知ってもらおうと企画した。

 ワークショップではまきを燃やすのに新聞紙、松ぼっくりなどが着火剤の役割になることを学習。マッチで火を付けてうちわで優しくあおいで火をおこし、串に刺したマシュマロを焼いて味わった。また湯や水を注ぐだけで食べられる備蓄用のアルファ化米やパスタなども試食した。

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