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F1スペイン・グランプリ(GP)予選が22日に行われ、RBの角田裕毅(24)がQ1敗退で17番手と大きく出遅れる衝撃の結果に波紋が広がっている。
RBはスペインGPからアップデート(改良)を実施したが、これがまさかの大誤算。最近のRBは上位陣に迫るスピードを見せて角田も絶好調だったが、信じられないような遅い車へと〝劣化〟。フリー走行では1回目に20位、2回目に15位、3回目に18位と低迷が続き、肝心の予選でもタイムが全く伸びず、17番手でQ1敗退。同僚のダニエル・リカルドも18番手と低迷しているため、チームの問題であることは明らかだ。
上位5チームに大きく水をあけられたことはもちろん、これまで上回ってきたアルピーヌ勢がピエール・ガスリーは7番手、エステバン・オコンも9番手とチーム力が向上。今季いまだゼロポイントのザウバー勢にも揃ってRBは後塵を拝すなど一気に危機的状況に陥った。
不振がスペインGPだけの一時的なものならばいいが、RBのマシンのひどすぎる状況に今後に向けて悲観的な声が続出。「角田に舞い込んでたオファーはハースだかアウディだか今となっちゃわからんが このチームに残るよりはどこなり移籍したほうがマシやったやろな」「角田くん、移籍すべきだったな こんな1歩進んで2歩どころか4歩くらい下がるチームじゃ将来はないよ」「角田は移籍しなかったことを一生後悔しそう」「だから散々移籍しろって言ったんだ」などと指摘する声が相次いでいる。
角田は今季前半の絶好調により他チームから多くの関心が寄せられて争奪戦に発展。レッドブルグループの重鎮ヘルムート・マルコ博士も角田への多くのオファーを認めている。しかし、角田は前戦カナダGPの決勝前にRBと来季までの契約延長を早々に発表。他チームのオファーを断った。
だが、RBのマシンが一転して不調に陥り今季後半の上がり目が見込めないとなれば苦戦は必至。そのため移籍せずにRBと契約延長した判断は〝失敗〟との指摘が続出しているのだ。
RBの深刻な低迷が続けば、角田の株も右肩下がりになる。23日の決勝はなんとか逆襲に期待したいところだが…。