お値段10万円!壮観…「サンダーバード」のプラモデル

サンダーバードのプラモデル

コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!

写写丸(以下、写) 「サンダーバード」のプラモデルだ。これは壮観ですね。

大崎 1号から7号まで揃っています。「ペネロープ号」「秘密基地」もありますよ。すべて “未組” 、つまり組み立て前の状態です。

写 人形劇の放送は1960年代でしたっけ?

大崎 1965年にイギリスで放送が始まって、日本では1966年からNHKで放送されました。その後は各局で再放送されていました。私が子供のころに観ていたのも、再放送ですね。

写 このプラモは、メーカーがすべて同じようですね。

大崎 サンダーバードのプラモは各社が作っていますが、これらはすべて「イマイ」というメーカーの製品です。もっとも貴重なのは、「ゼンマイ動力」つきの4号(下段中央)で、ゼンマイなし(下段左)と比べプレミア価格がついています。7号もおもしろいですよ。実際には放送に登場しないメカを、イマイが “7号” と称して独自に作ったものなんです。

写 それは豪快ですね(笑)。昭和らしいエピソードです。

大崎 丁寧にパーツを切って、接着剤でくっつけて……子供のころの懐かしい思い出が甦ります。

おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める

写真・梅基展央

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