石川祐希「勝負所になったら、今いるメンバーは強い」圧巻のチーム最多33得点 強豪フランス撃破に手応え 第1、第2セットには反省

◇バレーボールネーションズリーグ2024男子大会予選ラウンド 日本 3-2フランス(22日、フィリピン・マニラ)

セットカウント0-2から大逆転勝利で、東京オリンピック金メダルのフランスを撃破した日本代表。チームを勝利に導いたのは、キャプテンの石川祐希選手。

あとがない第3セットでは、いきなり5連続ポイントを記録。このセットだけで9得点を奪うと、第4セットも強烈なスパイクに加え、ブロックポイント。さらに宮浦健人選手への正確なトスも決める活躍ぶり。

最終第5セットでは、サービスエースでポイント。そして最後の15点目のスパイクを決めました。この試合、石川選手はセット全てでチーム最多得点(第1セット3得点、第2セット8得点、第3セット9得点、第4セット8得点、第5セット5得点)。そして両チーム最多となる33得点を奪いました。

試合後、石川選手はオリンピック本番でもメダルを争う強豪国撃破に手応え。

「フランスもメンバー1人~2人くらいいなかったですけど、ほぼフルメンバー。強豪チームと戦うことはネーションズリーグの予選ラウンドではあまりなかった。自分たちのパフォーマンスをしっかり出して、どのくらい通用するのかを見たかった。力がしっかりついているのは、きょう分かりました」

一方で立ち上がりの第1、第2セットのチームの対応については反省の言葉。「まだ課題が多かったり、1セット目、2セット目のようにサーブで崩していけないと簡単にやられてしまうチームなので。僕たちの弱点は1セット目、2セット目で見えたので、そこをどれだけつぶしていけるか」とコメント。

それでも接戦で実力を発揮できるチームの強さに収穫。「勝負所になったら、今いるメンバーは強いと思う。いかに勝負所の1点、2点差に持っていけるかが、僕たちの勝つポイントだと思う」と話しています。

【ネーションズリーグ予選ラウンド 日本の日程】

◆ブラジル開催

第1戦 勝 3-1 アルゼンチン

第2戦 勝 3-0 セルビア

第3戦 勝 3-2 キューバ

第4戦 負 1-3 イタリア

◆日本開催

第5戦 勝 3-0 イラン

第6戦 勝 3-2 ドイツ

第7戦 負 0-3 ポーランド

第8戦 勝 3-1 スロベニア

◆フィリピン開催

第9戦 負 2-3 カナダ

第10戦 勝 3-0 オランダ

第11戦 勝 3-2 フランス

第12戦 アメリカ (6月23日)

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