「ライダーズ神社」浜通り4カ所で旗揚げ

ツーリングラリーに臨んだライダーたち

 バイクの魅力とライダーの行動力で東北を元気に!。各地の神社をライダー同士の交流の場とし、地域を活性化させようとするプロジェクト「ライダーズ神社」の旗揚げが22日、浜通りの四つの神社で行われた。

 旗揚げしたのは、國魂神社、三島八幡神社(いわき市)、初發神社(浪江町)、相馬中村神社(相馬市)。同日は國魂神社で旗揚げセレモニーを行い、三島八幡、初發両神社を経由して相馬中村神社をゴールとするツーリングラリーを催した。三島八幡、初發両神社では祈祷(きとう)が行われたほか、参加者にお守りが頒布された。

 「ツーリングマップル東北」取材担当で、バイクで世界中を旅してきた経歴を持つ著名ライダー、加曾利(かそり)隆さん(76)もゲストとして登場。東京や新潟など全国から交流サイト(SNS)でイベントを知ったライダー約50人とともにイベントを盛り上げた。

 千葉、宮城にも5社

 ライダーズ神社は2019年、千葉県のライダー約10人が地域活性化や交通マナーの向上を目標に始動。同県と宮城県の計5社が既に旗揚げしており、全国各地から訪れたライダーが宿泊、飲食需要を喚起し、地域の活性化に貢献しているという。

 主催した県ライダーズ神社旗揚げ実行委の矢野正人実行委員長(65)は「将来的には岩手や青森、そして東日本全体に輪を広げ、福島や東北の復興につなげていきたい」と語った。

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