木村拓哉主演『Believe』、平均視聴率10.3%でTBS『グランメゾン東京』への期待高まる

俳優の木村拓哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ「Believe―君にかける橋―」が全話平均で10・3%と二桁をキープした。この視聴率にはテレビ朝日はもちろんだが、TBSも安堵しているという。

木村が演じるのは、大手ゼネコンで橋づくりに情熱を燃やす帝和建設の狩山陸。主人公が刑務所に収容されるという困難に見舞われながらも、希望と再生の道を模索するストーリーだ。妻役に天海祐希、逃亡を見逃した刑務官に上川隆也、逃亡する狩山を追いかける刑事役を竹内涼真、橋の建設にかかわった現場の会社社長に北大路欣也、都知事役に賀来千香子とこれでもかというほどのキャストが出演した。

そんな「Believe」も第3話にして9・6%と早々に一桁台に陥落したことで、このままズルズル行くのではとみられていたが、ギリギリの数字を保ち、最終話で13・2%を記録。全話でも10・3%と何とか健在ぶりをアピールできたようだ。

この数字にはテレ朝としても一安心だっただろうが、TBSからも安堵の声が聞かれる。というのも、TBSとしては「グランメゾン東京」が控えているからだ。2019年に連ドラとしてTBS系で放送された「グランメゾン」はこの冬にスペシャルドラマとして放送されることが決定。さらに「グランメゾン・パリ」として映画化も発表された。「今回の『Believe』の撮影に入るの直前まで、木村が撮影していたのが、TBSの『グランメゾン東京』ですが、TBSとしてはスペシャルドラマでヒットさせて、本命は映画ともいわれている作品です。それだけに、今回の『Believe』があまりにも視聴率が落ちて、“キムタク終焉”などといわれるのようになったら、『グランメゾン』に影響しかねませんからね。それだけに今回の二桁視聴率キープにはテレ朝以上にホッとしているそうです」。

この「グランメゾン」も豪華キャストが売りだが、「Believe」での好調なこの流れを持ってこれるかが、大きなカギだ。

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