銚子電鉄が「新型」導入、でも「鉄道車両じゃない」その内容とは? 今週一週間の鉄道ニュース

銚子電気鉄道の車両

一週間の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介するこの連載。まず取り上げるのは、銚子電気鉄道が導入した「新型」の話題です。

銚子電鉄は18日、同社の公式X(旧Twitter)アカウントで、「銚子電鉄、新型を導入!」と、ある機械を同社敷地に搬入した動画を投稿しました。その機械とは、新しい鉄道車両……ではなく、「ぬれ煎餅」の製造マシン。かつて同社倒産の危機を救ったこともある名物製品のための機械でした。機械の側面には「ヌレ4343」と形式(?)も記載されており、SNS上でも話題となっています。

この機械が搬入されたのは、銚子市内にある工場。この工場には、同社直営売店「ぬれ煎餅駅」が併設されており、ぬれ煎餅をはじめとする同社のお土産が購入できます。

もう一つご紹介するのは、JR西日本が18日に発表したおトクなきっぷ。7月5日に発売する「WESTERポイント全線フリーきっぷ」です。

このきっぷは、発売額の一部または全額を同社グループの「WESTERポイント」で支払うことで購入できる商品。価格は全額ポイント支払いが大人9000ポイント、子ども4500ポイント、一部ポイント支払いが大人1000ポイント+1万4000円、子ども1000ポイント+7000円です。利用期間は7月20日から9月13日まで(一部制限あり)。JR西日本全線などで、新幹線・特急列車の普通車指定席(一部ポイント支払いは指定席の利用回数制限あり)が、全額ポイント支払いでは3日間、一部ポイント支払いでは1日間利用できます。

JR西日本では、2020年に同社全線が乗り放題のきっぷ「どこでもドアきっぷ」を、2021年にも同様の「どこでもきっぷ」を、それぞれ発売していました。その価格は、前者(3日用)は大人1万8000円~、後者は大人2万2000円でした。今回のきっぷは、一部または全額をポイントで支払う必要があり、その点のハードルこそありますが、金額換算すれば非常におトクなきっぷです。今回はこの夏限定での発売ですが、今後も同様の商品が展開されるのでしょうか。

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