【アニソン四半世紀】安心感あふれる大ヒット作テーマ曲 実際にキャンプへ出掛けたくなる?

亜咲花「SHINY DAYS」

亜咲花「SHINY DAYS」

現在、4~6月期の新作アニメとして第3シリーズが放送されている人気作「ゆるキャン△」。第1シリーズの放送は2018年。そのときのオープニングテーマ曲が、亜咲花の歌う「SHINY DAYS」だった。

「ゆるキャン△」はご存じの方も多いだろうが、原作コミックもアニメも超の付く大ヒット作品で、ゲーム化もされ、さまざまな自治体とタイアップした観光キャンペーンも数知れず。

描かれているのは女子高生たちのキャンプ活動。特にドラマチックな事件などは起こらずとも、キャンプ初心者にも参考になるノウハウ、山梨や静岡を中心とした実在のキャンプ場や観光地、キャンプならではの数々の料理、リアルで美しい自然の風景…とにかくこんなに穏やかな気分で安心して見られ、それでいて全く退屈しないアニメは珍しく、ヒットするのも当然だろう。

この安心感、安定感はテーマソングも同様。「SHINY DAYS」は、さわやかでどこかウキウキしてくるような軽やかなアコースティック系サウンドに乗せて、亜咲花の明るくはつらつとした声が流れてくる。第2シーズンOPの「Seize The Day」、ショートアニメシリーズ「へやキャン△」主題歌の「The Sunshower」、劇場版OP「Sun Is Coming Up」と、すべて亜咲花が歌っており、楽曲の方向性も全くブレがなく同一路線。最新作のED曲「So Precious」も彼女の声が“あのサウンド”とともに流れてきたとたん、ものすごくほっこりとした気分を味わえた。亜咲花の歌をBGMに、実際にキャンプに出掛けたくなること請け合いだ。

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