FC岐阜、鳥取を4-2で下し2連勝 後半一気、チャンス逃さず

鳥取×FC岐阜=後半11分、チーム2点目を決めて喜ぶFC岐阜のMF新垣(右から3人目)ら=Axisバードスタジアム

 明治安田J3第18節第1日は22日、鳥取県のAxisバードスタジアムなどで6試合が行われた。FC岐阜は敵地で鳥取を4-2で下し、3月以来の2連勝を収めた。通算成績は7勝5分け6敗の勝ち点26で、順位は暫定10位。

 岐阜は後半7分にFW田口のゴールで先制。その後も新垣、荒木が決めて16分までに3-0とした。36、40分に立て続けに失点し1点差に迫られたが、最後は途中出場のFW山内が今季初ゴールを決めて突き放した。

 攻撃陣が好機を決め切り、大量得点での勝利。最終盤までは快勝ムードも漂っていた。上野監督は「決定機をつくり続け、3-0まで持っていけたことは非常に良かった」と手応えを語った。

 ただ、左サイドバックの文が「前半は良い形で守備ができたが、しんどい時間になるとできなくなった」と振り返るように、終盤は足が止まって2失点。あわや同点のピンチを招いたのは、次戦に向けた反省材料だろう。

 このほか、大宮は琉球に3-2で勝利し、勝ち点を43に伸ばした。相模原は松本に、富山は長野にいずれも3-2で逆転勝ちした。

 次戦の岐阜は29日、長良川競技場で八戸と対戦する

◆合わせるだけのボールをくれた

 FW田口 (先制点について)前半から藤岡選手に(ゴール前に)入るように言われていたので、信じて入っていったら、合わせるだけのボールをくれた。3点取ってから(の連続失点)というのはあるけど、それまでは良かった。こんな試合内容を続けていきたい。

◆反省たくさんある

 MF文 (終盤に)プレスがはまらなくなってからは、相手に運ばれて2失点。勝ちはしたけど、反省するところはたくさんある。2連勝と徐々にチームの流れが良くなっている中、この勢いを落とさないように。課題も残るゲームだったので、練習から突き詰めてやっていきたい。

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