ド定番「紫外線対策」3つのアイテム 意外すぎる「デメリット」実使用レポ

日差しが痛いほど降り注ぐ、夏の空

6月に入り、紫外線対策はもう待ったなしである。毎年、定番商品からアイデア商品まで、たくさんの紫外線対策グッズが発売されるが、選び方が難しい。本人の体質やシーンによって使えるものは異なるので、「SNSでバズっていたから」「友人が使っていたから」という理由で購入しても、自分には合わなかったということも多いのではないだろうか。

そこで今回は、筆者が購入したものの使えずにお蔵入りになってしまった紫外線対策グッズを3つ紹介し、使えなかった理由も正直にお伝えする。ぜひ今年の紫外線対策の参考にしてほしい。

■白いUVカットパーカー

通気性がよく、生地にUVカット機能が備わっている長袖のパーカーは、日焼け止めを塗るだけでは心配なときや、時間がないときにさっと羽織れて便利である。しかし、筆者が購入した白いUVカットパーカーは、残念ながら数回しか着ていない。

理由は2つある。1つは、暑さゆえに無意識に袖をまくってしまい、腕に変な日焼けの跡がついてしまったからだ。通気性がよいとはいえ、夏の長袖はやはり暑い。生地の性能によっては、涼しい着心地のものもあるかもしれないが、暑がりの筆者には合わなかったようだ。

もう1つの理由は、色の問題だ。どんな服にでも合わせやすいように、白を購入したのだが、白は光をよく反射するようで、まぶしかったのだ。車での移動の際に強い紫外線をカットできればと思って購入したのだが、強い光が差し込むと生地に反射して運転の妨げになってしまうこともあった。

もちろん、まぶしさは光の角度によるのだが、なんだか目が疲れるような気がして使わなくなってしまった。まぶしさに弱い人は、白以外の色を選ぶとよさそうだ。

■スプレータイプ/ミストタイプの日焼け止め

ドラッグストアの日焼け止め売り場にいくと、その種類の多さに圧倒される。筆者の日焼け止め選びのこだわりは、手で塗らなくてよいこと。日焼け止めが手のひらに残る感覚が苦手で、塗るのが億劫になってしまうのだ。

手で塗らない日焼け止めといえば、スプレーやミストタイプのイメージがあるが、実はそれらの日焼け止めも塗布したあとに手で伸ばすように推奨されている商品が多い。液体やクリームタイプの日焼け止めほどではないが、手のひらに残る問題は完全には避けられず、使わなくなってしまった。

いろいろなタイプの日焼け止めを試した結果、最近よく使用しているのは固形タイプの日焼け止めだ。パッケージ部分を持ったまま直接塗ることができるので、手のひらは一切汚れない。場所を選ばずどこでも使えて、コンパクトで持ち運びやすいので愛用している。

■キャップ

頭皮の紫外線対策はつい忘れがちだが、怠ると頭皮が日焼けしてヒリヒリと痛むことも。帽子を被れば大丈夫! と思い、とりあえずキャップを被ったが、これも紫外線対策としては失敗となってしまった。

キャップは頭にフィットする形になっているので、熱がこもってしまい暑さを感じやすい。筆者は暑さに耐えきれず脱いでしまい、その後も被らないまま、外で一日を過ごしてしまった。前述のUVカットパーカー同様、暑さに弱い人は、涼しさを確保できるような紫外線対策を考える必要がありそうだ。

さまざまな帽子を試した結果、おすすめはツバが一周ついていて、ゆったりサイズのハット。首の後ろの日差しもカットでき、少し大きめのサイズであれば通気性もよく、被っていても涼しい。紐がついていれば風で飛ばされてしまうこともないので安心だ。

おでかけの予定がある朝、天気がよいと気持ちが高まる。早く出かけたいあまりに、素肌のまま外に飛び出してしまいそうになるが、日焼けのダメージは意外と大きい。自分自身に合った紫外線対策をしっかり行って、夏のレジャーを心置きなく楽しみたいものだ。筆者の失敗談を踏み台にして、後悔が残らない夏の思い出づくりをしてほしい。

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