沖縄戦終結から79年「慰霊の日」 20万人超を追悼

太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終結したとされる日から23日で79年。沖縄は「慰霊の日」を迎えました。

軍隊と住民が混在し、せい惨な地上戦となった79年前の沖縄戦では、日米双方であわせて20万人以上が亡くなったとされます。

旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を、沖縄県は「慰霊の日」としています。

激戦地だった糸満市摩文仁の平和祈念公園で、正午前から開かれる全戦没者追悼式には、3年連続で岸田首相が参列します。

園内にある戦没者の名前を刻んだ「平和の礎」には、朝から遺族らが訪れ、手を合わせていました。

妹や親戚を亡くした人「今回が主人も足腰が弱っているものですから、私も最後だろうと思って」

祖父を亡くした人「今もあちらこちらで戦争が起きているから、孫たち、ひ孫たちにはこんな思いをさせたくなくて」

ウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区など、世界各地で戦火が絶えない中で迎えた「慰霊の日」。沖縄は、23日一日、平和への祈りに包まれます。

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