【AEW】オカダ・カズチカ コンチネンタル王座エリミネーター戦でメキシコの大物ゲレーロを撃破

エリミネーターマッチを制したコンチネンタル王者のオカダ・カズチカ©All Elite Wrestling

米国・AEWの「AEW COLLISION」が22日(日本時間23日)に放送され、元新日本プロレスの〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ(36)は、メキシコ・CMLLの大物を返り討ちにした。

オカダにとっては、5月26日のPPV「Double or Nothing」以来の試合。同大会ではジ・エリートのメンバーとして、チームAEWとの「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」マッチで大暴れし、ユニットを勝利に導いた。この日はオカダの保持するAEWコンチネンタル王座の挑戦権をかけたエリミネーターマッチで、元CMLL世界ヘビー級王者で新日本に何度も参戦して日本でもおなじみのウルティモ・ゲレーロと激突した。

ルチャの大物ゲレーロはこれがAEW初試合。素顔でもファイトするが、この日は覆面をかぶってオカダの前に立ちはだかる。観衆から「オカダ! オカダ!」のチャントも起きる中、コンチネンタル王者はショルダーブリーカー、ネックブリーカードロップをゲレーロに叩き込む。ゲレーロも、強烈なチョップをオカダの胸板にぶち込んでからラリアート。スライディングキックを放って場外に吹っ飛ばし、大ベテランらしい重厚なファイトで王者にペースを握らせない。

オカダは打点の高いドロップキックで逆転。コーナーに上がってゲレーロのマスクに手をかけたが、シットダウンパワーボムで叩きつけられた。ゲレーロの雪崩式の攻撃は再び覆面をかきむしって防ぐと、再度のレインメーカー。これもかわされ丸め込まれるも、ゲレーロの背後に回ってマスクを脱がしてしまう。素顔があらわになった大ベテランが慌てて覆面を戻した隙を逃さず、レインメーカーをさく裂させて3カウントを奪った。

ゲレーロの挑戦権奪取を阻止したオカダは、不敵な笑み。ベルトを掲げると、観客を挑発するかのような態度で引き揚げていった。手段を選ばぬ狡猾なヒールファイトで、AEWマットでも存在感を示している。

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