【欧州選手権】C・ロナウド目当ての乱入者続出 マルティネス監督「今日のファンの目的は良かったが…」

C・ロナウドとツーショット撮影目当ての乱入者が続出した(ロイター)

欧州選手権1次リーグF組第2戦(22日=日本時間22日、ドイツ・ドルトムント)、FWクリスチアーノ・ロナウド(アルナスル)擁するポルトガルは、トルコに3―0で勝利し、ジョージアとの1次リーグ最終戦を残して16強入りを決めた。

英メディア「BBC」によると、この一戦では5人がピッチに乱入。C・ロナウドとのツーショット写真を撮影を試み、その度に警備員が乱入者を追いかける事態となりた。スーパースターは少年ファンとの撮影に応じたが、そのほか同じようなことをしようとした大人には不機嫌な表情を見せた。しかも、乱入者を取り押さえようとダッシュした警備員が、ピッチから引き揚げるMFゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン)と交錯し、転倒させる事態も起きた。

こういった状況に、ポルトガルのロベルト・マルティネス監督は「それは懸念事項だ。今日のファンの目的は良かったが、意図が間違っていたら、困難な状況になることを理解しなければならない。注意する必要があり、そのようなことは起きてはならない。これは正しいやり方ではないので、ファンにもメッセージを伝えるべきだ。選手たちがピッチ上でこれほど無防備な状態になるのはよくない」と訴えた。

一方、MFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティー)は「個人的にはファンがピッチに入ってくると試合を中断しなければならないのは、ちょっと面倒だ」とした上で「危険にさらされているという点では、個人的にはそうは感じていない」との見解を示した。

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