加護亜依「チケットが売れない」ライブに密着…子どもたちも物販やグッズデザインなどサポート

社会現象を巻き起こしたアイドルグループモーニング娘。の元メンバー・加護亜依(36)。BEMAエンタメでは、6月9日に行われた注目のライブに密着。気になるチケットの売れ行きや、スキャンダラスな人生を歩んだ加護が再起をかけ活動する姿を追いかけた。

【映像】ミニスカ姿でライブする加護亜依&手伝う子どもたち

5月末、加護が自身のYouTubeチャンネルで公開した『【緊急動画】ライブチケットが売れてません…助けて…』という動画がネット上で大きな話題になった。開催が差し迫った単独ライブのチケットが売れず、「手売りを行う可能性」を明かしていた。

6月7日、2日後にライブ本番を控え、都内のスタジオでリハーサルを行う加護。6月9日に『東京キネマ倶楽部』で行うライブで加護は、モーニング娘。時代の曲や、カバー曲、さらに、オリジナル楽曲を含め20曲以上を生バンドで歌う。

加護「いろんなことが重なりチケットが売れなくなっちゃって、もうスカスカになっちゃうのが本当にショックだったし、何がなんでもチケットを売らなきゃという気持ちで。あと100枚売れていないです。100枚売りたいんですよ、何がなんでも。だから本当は手売りしたいんですけど、手売りは許可をもらわないとダメだから…どうしようと思って。2日前なんですけどね…」

ライブ会場の席数は300。現在、およそ200席が埋まっていると言う。残り100枚のチケットを売るため、加護には秘策が…

加護「これ今回のライブのフライヤーなんですけど、300枚作りました。これを配りたいと思っています。これを配ると当日券もあるので当日で買えるっていうのと、このQRを取ったらチケットにいけるのでそれで買えるって。売れてない…本当に悲しいし、本当に加護亜依って人気ないじゃんって思っている。おかしい。昔トップアイドルだったのに。おかしい。そんなのおかしいと思っている」

加護「『私 憧れていました』とか『ずっと大好きでした』とかたくさん本当に言われるんですよ。だけどライブには来てくれないから『もう、どうして?』と思って。そうか、私のイメージがあまりにも悪すぎて、それだと思って。だから今一生懸命イメージを…というか私は本当は悪い子じゃないの、本当はね。悪い子じゃないのにいろんなことが起きるから悪い子みたいになっちゃうんですよ」

プライベートでは、2011年に結婚を発表し、翌年、長女を出産。その後、離婚するも2016年に再婚し、翌年には、第2子となる長男が誕生した。

さらに、加護には強力なマネージャーもついている。それが、夫の弟の妻で義理の妹にあたる、さあやさんと、13歳年の離れている実の妹・姫亜さん。加護の再ブレイクを家族一丸となって後押ししている。

さあやさん「(加護は)本当にエンターテイナーだなとめちゃくちゃ思います。マイク持たせたら。本当に歌手だなって感じ」

姫亜さん「私が記憶ある時はお姉ちゃんが売れているという意識もなかった。普通に帰ってきて『ああ、お仕事だったんだね、お疲れ』みたいな感じで。めっちゃ稼いでるというのを知らなかった。昔、お姉ちゃんと福士蒼汰の熱愛が一瞬出たらしいんですよ。その時に友達が福士蒼汰のファンで『お姉ちゃんどうなってんの?』とめっちゃ責められて。『いや知らん 知らん』とか言って」

さあやさん「大丈夫。絶対にないから」

姫亜さん「ないない。聞いたこともないし。あったら絶対言ってるからないよ」

子どもたちもライブをサポート

6月9日 ライブ当日、子どもたちも一緒に現場入りした加護。

ーー当日を迎えてどんな心境ですか?

加護「今回はちょっとだけ心配っていうのがあるんで、お客さん来てくれるのかなとか、ちょっといつもよりもシビアな感じがあるので、いろいろあったので…それでファンだった人が
ファンじゃなくなったりとかもするだろうからちょっとそこがやっぱり心配かなとは思いますが頑張っていくしかないので、今日は楽しんで頑張りたいと思います」

アイドル時代、何度も大舞台を経験してきた加護。また一から音楽活動をはじめた今、ライブにかける思いに変化が生まれたという。

加護「若いときって毎日が忙しかったというのもあって、日々をこなすことしかできなかったからありがたみは正直昔はわからなかったんですよ。でも今は大人になって いろんなことがあって『自分で勝ち取っていく』というか『掴み取っていくこと』を気づけるようになって
責任感も全然やっぱり昔とは違うし…というので緊張。あとは単純に会場が昔すごい大きいところでやらせてもらっていたんですけど、大きいところは席から遠いので緊張はあんましなかったんですけど、今はダイレクトにすぐそこにお客さんがいたり、あとはファンの人の声がメッセージで届くので、そういう部分ではすごい緊張しますね」

会場には元相方・辻希美(37)からの花も届いていた。

加護 「のん(辻)から花が!うれしい!可愛い!ありがとう、のん。泣ける。本当にうれしいです。この後にのんも自身のバースデーイベントもあるので、何か差し入れを私も贈りたいなと思っています。ありがとう、のん。1人じゃないって感じる」

お母さんが大好きな長男・義継くんは物販のお手伝いをする。そして、グッズのTシャツは、アートディレクターを目指す長女・みなみちゃんがデザインしたものだ。

みなみちゃん「ママがデザイン考えているときに私が考えようと思って描いたらママが『よし!これ使おう』となったので、(デザインに)あんまり気持ちはないですね」

みなみちゃんにとって加護はどんな存在なのか聞くと…

みなみちゃん「ママは鈍くさくて不器用だけど、寝る時間を削ってまでお弁当を作ってくれるから最高のママだと思います。(ママは)可愛いなぁと思っていつも友達に自慢しています。(友達は)『すごい!え!』ってなって、いつも『すごいね』って褒めてくれる」

リハーサルを終え、控室で準備をする中、加護が心残りを口にした。

加護「ビラ配りをしたかったんですけど、許可を取るのに時間がかかっちゃって、日曜日のライブに間に合わないっていうことでできなかったので、もし次回何かのイベントでチケットが足りなくなったら、もうこれはビラ配りに行きたい。それぐらいやっぱり努力したい。昔とは違うので」

用意したフライヤーを配れないまま行う今回のライブ。本番直前のチケットの売れ行きは…

姫亜さん「100枚売れ残っていたのが60枚売れて残り40枚」

加護「うそ!?当日!?まじ?なんで?一生懸命YouTubeの生配信したり、インスタで声をかけたりとか、Xでもまだありますって言ったりとか、完売が理想なので、次回もしライブすることができれば完売したいので、それに向けて今日はまた来ようって思えてもらえるようなライブに絶対したいと思います」

ライブでファンを魅了 涙を流すファンも…

ライブがスタートすると、往年の曲から最近のナンバーまで20曲以上を笑顔で披露し、集まったファンを魅了した。2時間歌いきった後は、チェキ会でファンと交流する。

加護「今チェキがあと残り2枚だから298枚。298枚、私は写真を撮る」

モーニング娘。が好きな母の影響で加護を知ったというファンの女性。学生にもかかわらず、1枚2000円するチェキ券を10枚買ったそうだ。

19歳のファン「加護ちゃんに会うためにバイトを頑張っています。加護ちゃんヘアです。この髪形すごくうれしがってくれて頑張った甲斐がありました。もっとテレビも出てほしいし、もっといろんなでっかい会場に連れて行きたいです」

さらに、加護と会った嬉しさのあまり涙を流すファンも…

泣いている17歳のファン「現役の時は生きていなくて、初めて見られて、とっても素晴らしかったです。『大好きです』って言いました。12歳くらいの時に『岡女』を父がDVDで借りてきてくれて、そこからモーニング娘。を知りました。(チェキは)宝物です」

300枚用意したチェキ券は完売。ライブの終演後から、さらに2時間かけてファンとの交流を楽しんだ。終演後、息子とハグする加護。

加護「本当にお客さんがたくさん来てくださって本当にうれしかったです。歌でできることってたくさんあると思うので、その当時を思い出したりメッセージになったりというのに私はすごく助けられているので、これからも歌い続けたいなと思います。自分が体力的にも頑張れるのはあと10年はないなと思っています。歌ったり踊ったり走ったりっていう部分では。自分の中では40歳まではとにかく突っ走っていきたいと思ったら、今時間がないので一生懸命 頑張っています」

ーー加護さんのその活動の源になるものは何ですか?

加護「家族ですかね。自分の一部だからです。」

波乱万丈な人生を歩み続ける加護に「幸せか」と尋ねると…

加護「Max幸せです。本当にMax幸せ」

ーーそう言い切れるわけを教えていただけますか?

加護「やっぱり…自分が頑張ってきたことに何一つ無駄がないからです」

(『ABEMA NEWS』より)

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