安倍川花火大会 今年はシャトルバスの運行はなし 去年は1万3000人が利用したが… 背景にバス運転手の「2024年問題」が 静岡市

7月20日に開催される安倍川花火大会。今年はシャトルバスの運行が無いことが分かりました。背景にあるのは「2024年問題」です。

静岡市の夏の風物詩、安倍川花火大会。

7月20日、土曜日に開催が予定されています。

花火大会まであと1カ月。

ただ、ここに来て例年とは異なる事情に波紋が広がっています。

例年運行されているシャトルバス。

去年は歴史博物館の駐車場が乗り場になっていました。

しかし、今年はそのシャトルバスの運行が取り止めとなったのです。

静岡市民 30代:
「周りに頼れればいいが、バスがないのは不便」

静岡市民 30代:
「結構(駅から会場まで)距離があるので、バスが利用できなくなると会場まで行くのはためらうかなと」

◆静岡市民 70代:
「だいぶ不便、ちょっとどころかすごく不便を感じて(来客)人数も減るのでは。少し残念」

一体なぜ、そのような事態になってしまったのでしょうか。

安倍川花火大会本部 原田正男会長:
「2024年問題ということで、運転手の労働時間の規制がかなり厳しくなったということで、シャトルバスの中止を決めました」

背景にあったのは、運転手の労働時間の規制強化によって、人手不足が深刻となっている「2024年問題」

安倍川花火大会本部 原田正男会長:
「本当にバス会社には申し訳なく、いろいろな部分で手配してくれたんですが、残念ながらやっぱり運転手がおらず、路線バスの運行にもきっと支障をきたしてしまう。そんなこともありますので、今回は諦めました」

去年はおよそ1万3000人が利用したという、安倍川花火のシャトルバス。

© 静岡朝日テレビ