大谷翔平、ライバル突き放す「リーグ8冠」 15人目の大偉業へ…完全に捉えた“残り7”

エンゼルス戦で23号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ライバルのオズナが21号ソロを放ったが、打点では逆に7差まで接近した

【MLB】ドジャース ー エンゼルス(日本時間23日・ニューヨーク)

ドジャースの大谷翔平投手が、リーグ8冠を死守している。22日(日本時間23日)に本拠地で行われたエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3試合連続の23号2ラン。打率、本塁打の主要タイトル2部門でトップに立っており、57打点でもトップのマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に7差に迫る。

バットが止まらない。古巣相手に2夜連続で一発を放った。第1打席は右飛に倒れたが、1点リードの3回無死一塁。カウント2-0からプリーサックが投じたスライダーを右中間に運んだ。打球速度115.5マイル(約185.9キロ)、飛距離459フィート(約139.9メートル)、角度24度の特大弾。本拠地は大歓声だった。

23号を放った時点で、本塁打と打率.323に加えて61得点、長打率.637、OPS1.036、191塁打、46長打、ISO.313でもトップ。リーグ8冠をキープしている。オズンが22日(同23日)の敵地・ヤンキース戦で21号ソロを放ったが、本塁打では2本差のまま。大差だった打点も1つ差を詰め、7差まで急接近となっている。

開幕当初は得点圏でなかなか安打が出なかったこともあり、打点も増えなかった。3・4月は32試合で19打点、5月は24試合で19打点だったが、6月は20試合で19打点。ペースが一気に上がった。3冠王は長いメジャーの歴史の中でも14人しか達成していない快挙。得意の6月の間に、どこまで近づけるだろうか。(Full-Count編集部)

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