クルマの共同所有「ランデヴー」がサービスを拡張。月額払いで好きなクルマを共同所有できる!

2024年6月21日、(株)RENDEZ-VOUS(ランデヴー)は拡張版オーナーサービスの第1次オーナー募集を開始した。また、車両保管場所兼オーナー専用ラウンジとして、横浜市羽沢に新たな拠点を開設した。

共同オーナー型によるカーライフとは?

メディアに向けた発表会でプレゼンテーションを行う、ランデヴーの浅岡亮太 代表取締役。

2022年からコレクタブルカーの共同所有を展開していたランデヴー。これまでのシステムは、同社が選定したコレクタブルカーのオーナー共同権利を一括で購入し(車種によるが、300〜600万円くらい)、年間利用日数は共同所有者の人数によるが12〜96日、車両の保管場所は群馬県、そして共同所有車をランデヴーが売却したときには、売却額の分配があるというものだった。

今回、今までのシステムを終了し、新たな拡張版オーナーサービスを始める。まず、車種はオーナーとなる人が予算などに応じて、コレクタブルカー以外でも自由に選択できる。契約期間は1年間。支払方法は月額。利用日数は年間36〜144日、車両の保管場所は後述する神奈川県横浜市。ただし、売却時の分配はなくなる。

たとえば、2014年式ポルシェ ボクスター(想定価格450万円)を1年間、4人で共同所有したとする。この場合、頭金で16万円を支払えば、毎月の支払額は3万5000円となる。これには、保険/メンテナンス/税金といった維持管理費用を含み、クルマは横浜市羽沢にある拠点で保管される。1年間で利用できる日数は72日で、最長14日まで乗り続けられる。

また、1999年式フェラーリ F355(想定価格2000万円)を2年間、4人で共同所有する場合は、頭金18万円で毎月の支払額は7万2000円となる。その他の条件は同じだ。

共同所有とはいえ、支払額を抑えることができているのは、共同所有者が支払うのは車両の全額ではなく、契約期間における車両価値の減少分としたから。たとえば、購入時の車両価格が1000万円で、1年後の価格が800万円になっていたら、共同所有者は差額の200万円(+維持管理費用)を分担すれば済むことになる。

映画「バック to ザ・フューチャー」でお馴染みのデローリアンも、4人で1年間の共同所有なら、頭金は21万4000円、毎月の支払額は7万8000円で、72日間の利用が可能だ。

専用アプリで予約すれば、24時間365日利用が可能

発表会でメディアに公開された、横浜市羽沢のガレージ。最大13台の車両を保管する予定だ。

このシステムを利用するには、まずランデヴーに希望車種を申し込む。車種はコレクタブルカーでなくてもかまわない。希望者が集まった段階でランデヴーがオーナーのマッチング(最小2人〜最大8人)を行い、車両を確定し、契約、そして利用開始、という流れになる。

利用の予約は専用アプリで行う。車両は羽沢のガレージで管理され、オーナーは24時間365日利用できる。自分のクルマを預けて、共同所有車で乗り出すことも可能だ。車両は日常的にランデヴーがメインテナンスを行い、もちろん全車両とも保険加入済み。

趣味のクルマも所有したいけれど、購入費用や維持管理費用、そして保管場所といった問題がある。また、所有できたとしても、そんなに頻繁に乗るわけではない。それならば、共同所有で年間72日(4人で共同所有の場合)も利用でき、メインテナンスや保管はオマカセ!という、このシステムはありかもしれない。

クルマの共同所有に興味がある人は、まずは ランデヴーのWebサイト を覗いてみてはいかがだろうか。

ランデヴーの浅岡亮太 代表取締役(写真中央)と、同社のスタッフたち。

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