石川遼が2年ぶり通算19勝目 大会実行委員長の大役終え「4回目として育ってきている」

石川遼

国内男子ゴルフツアー「プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品」最終日(23日・栃木・西那須野CC=パー72)、2打差2位から出た石川遼(32=CASIO)は6バーディー、2ボギーの68で回り、通算21アンダーで逆転優勝。2022年以来2年ぶりの勝利は、ツアー通算19勝目となった。

前半2つ伸ばして首位で後半を迎えると、11番パー5でボギーを叩いてしまい、一時は首位を明け渡すも、13、14、16、17番でバーディーを奪って後続を突き放し、最終18番パー4はボギーだったものの、歓喜の瞬間を迎えた。今大会は選手会主催で、石川は大会実行委員長を務めた中、プレー面でも大会を盛り上げ、大役をまっとうした。

2週前の国内メジャー「BMWツアー選手権森ビル杯」はプレーオフで岩田寛に敗れて2位。前週の海外メジャー「全米オープン」は予選落ちだったものの、調子をキープしていた。プロゴルファー・堀川未来夢からの優勝インタビューで「すごい苦しい一日でしたけど、11番でボギーを打ってから。気持ちを切り替えていいプレーできたかなと思います」と振り返った。

大会実行委員長としては「選手会主催だからこそできることは何だろう、というのを選手たちの意見をもらいながら、考えてできた。すごく一丸となって生まれた大会ですし、4回目として育ってきているなと思います」。2年ぶりの優勝をきっかけに今季のさらなる大暴れを期待したいところだ。

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