祝・10周年! 細部にまでこだわり抜いたつけ麺・ラーメン・まぜそばが味わえる名店の魅力に迫る!『麺食堂 88』(天理市)

祝・10周年! 細部にまでこだわり抜いたつけ麺・ラーメン・まぜそばが味わえる名店の魅力に迫る!『麺食堂 88』(天理市)

<麺バカTAR-KUNの麺ダフルライフ><奈良ラーメン新時代>vol.46

どんよりとした雲の多い日が続きますが、こんな時期こそ、おいしいラーメンを食べて夏に備えましょう!

『麺食堂 88』(天理市)

2014年に川西町結崎で創業され、今年で10周年を無事に迎えられた奈良が誇る名店。

国産小麦を使用した自家製麺に定評があり、地鶏から出汁を取った絶品のラーメンが味わえます。

2019年に活躍の場を川西町から天理市の高井病院前に移し、更に人気に火が着いた印象があります。

店頭には14台分の駐車スペース

オープンキッチンのカウンターのみの広々とした店内に、製麺室も併設。

今回のおススメ麵①

■ つけそば

『麺食堂88』の看板メニュー。

一口、また一口と箸が止まらなくなること請け合いの人気商品です。

北海道や長野産の国産小麦を100%使用した自家製麺は、シルキーなのど越しとしなやかな弾力が特徴。

さらに甘味・辛味・酸味の緩急が絶妙なつけ汁が、麺の旨味を引き立てます。

麗しい艶やかな麺は、噛めば小麦の香りがほとばしる。

奈良の銘柄鶏として知られる“大和肉鶏”や鹿児島の“黒さつま鶏”に昆布や煮干し・鰹をブレンドしたスープ。

つけ汁の中にはブロック状のレアチャーシューやコリッとした食感のメンマ、甘味の強いシャリッとした玉ねぎが入っている。

今回のおススメ麵②

■ ジャンクそば

ニンニクの香りとピリリとした辛さがたまらない『ジャンクそば』。

冷製の『つけそば』とは異なり、麺は温かいままの状態で提供。

麺のモチモチとした食感、ほんのりと甘味のある醤油ダレ、ボリュームたっぷりのブロック型炙りチャーシューなど、ジャンク感がしっかりと表現された中毒性抜群の一品です。

ボリューム感、味付け、香り付けが三位一体となって表現されるジャンク感。アクセントには「食べるラー油」も使用。

食べ応えもあって、若者からも大人気!

今回のおススメ麵③

■ 中華そば 塩

個人的にオススメしたいのは、中華そばの塩。

コチラも素材の旨さを引き出した秀逸な一杯。

出汁の味わいをナチュラルに感じられ、厚みのある鶏と魚の出汁と塩ダレが絶品です。

オープンから10年。唯一無二のラーメン作りへ

オープンから10年目を迎えた『麺食堂 88』。

開店以前はサラリーマンをしながら、ラーメンの食べ歩きを精力的に行っていたご主人の高田氏。

当時はラーメンを作ることもできないのにラーメン屋さんの批評をする自分の姿にモヤモヤする気持ちもあったのだとか。

今では自分も同じ土俵に立ち、「自分の仕事が口コミで書かれるのは良くも悪くも緊張感があって良い」と思えるようになったという。

「今後は自分にしか発想できない、自分にしか作れない唯一無二のメニューを作るのが目標です」

飲食店で10年間お店を続けることは簡単ではない時代ですが、その向上心でこれから先も多くのお客さんに愛され続けていくことでしょう。

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