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競り負けで5カードぶりのカード負け越し。23日、広島は中日に1―2で惜敗した。
1勝1敗のタイで迎えたリーグ戦再開カードのラストも、ロースコアの展開となった。広島・玉村、中日・松葉の両先発が6回まで1失点と先発は役割は果たした後「リリーフ勝負」となった終盤で、8回3番手の鯉のセットアッパー・島内颯太郎(27)が、わずかな隙をつかれる形となった。試合後の右腕が「それが全て。試合のなかで修正できなかった」と肩を落としたように、無死から先頭打者・山本に与えた四球が致命傷となった。
一死二塁の後、1番・カリステにチェンジアップを左前に運ばれ二走が生還し、ヒット1本で2点目の決勝点を失った。リーグ最多の33試合に登板する赤ヘルにとっては「切り札」ともいえる存在だけに、新井貴浩監督(47)も「しっかりとまた切り替えてもらいたい」と、〝仕方なし〟と言わんばかりに、潔く敗戦を受け入れた。
リーグ戦再開はこれでカード負け越しての船出となった。若干、心配なのは、今カードでは末包の一発こそ飛び出したものの、3戦合計4得点と投手陣への援護が十分とはいい難い赤ヘル打線の状態。指揮官は個々が現状からさらに状態をあげることはもちろん期待しつつも「ウチだけじゃなしに。全チームそうだと思う。きょうもロースコア。ピッチャーもバックもよく頑張ってくれている。これまで同様、ロースコアのゲームを勝ちきっていきたい」と〝守り勝つ野球〟で、さらにチームを浮上させることを目論んでいた。