巨人が連敗ストップ ヘルナンデスが4号2ラン&好捕と躍動「最高の気分」

○ 巨人 4 - 3 ヤクルト ●
<11回戦・東京ドーム>

巨人はリーグ戦再開後、3試合目で初勝利。連敗を「2」で止め勝率を5割に戻した。

打線は初回、4番・岡本和が左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち先制。3回は3番・ヘルナンデスが4号2ランを左翼ポール際へ運ぶと、さらに二死から5番・大城、6番・吉川の連続二塁打で4点目を奪った。

投げては腰痛で登板を回避した菅野に代わり、急遽、先発マウンドに上がったドラフト5位の又木(日本生命)が4回途中2失点の力投。1点リードの6回以降は船迫、高梨、ケラー、バルドナードがゼロを刻み、船迫が今季初勝利、バルドナードは8セーブ目(1勝2敗)をマークした。

お立ち台には貴重な4号2ランを放ったヘルナンデスが上がり「勝てて良い気分」と笑顔。「ランナーが三塁にいたのでしっかり走者を還すことを考えて、打てる球をしっかり待っていた」と語る左翼ポール際への一撃は最初ファウルとジャッジされたが、リクエストによる映像検証の結果、ポールの内側と判明。新助っ人は「ああいう判定になったけど『行った』と確信していた」とうなずいた。

1点に迫られた5回表の中堅守備では、一死一、二塁でヤクルト・山田が放った左中間への大飛球をフェンス際で好捕。「打球が上がった瞬間は何も考えず突進し、結果的に捕れた。それがダブルプレーになってよかった。捕った瞬間、ファンの歓声が聞こえてきて最高の気分でした」と、勝利を手繰り寄せたビッグプレーを振り返った。

© 株式会社シーソーゲーム