63歳ベテラン運転士が通過駅と“勘違い”特急列車が停車駅でドアを開けたまま出発 50センチ進み車掌が非常ブレーキで緊急停車 JR函館線

JR北海道本社

23日午前、北海道のJR函館線大沼公園駅に停車した特急列車が、ドアを開いたまま動き出すトラブルがありました。
男性運転士が、通過駅と勘違いし、一旦停車させた列車を再び走らせたことが原因で、車掌が非常ブレーキをかけて停車させました。

JR北海道によりますと、23日午前11時16分ごろ、JR函館線の大沼公園駅に到着した特急北斗9号(函館午前10時45分発・札幌行き)が、停車後ドアが開いた状態で、50センチほど進みました。

63歳の男性運転士が、通過駅に停車したと勘違いして、確認をしないまま再び発車させたのが原因で、列車が動き出したことに気づいた車掌が非常ブレーキをかけて緊急停車させました。

列車の乗客345人と大沼公園駅から乗車しようとしていた乗客1人、乗務員にけがはありません。
またこのトラブルによるダイヤの乱れもありません。

男性運転士は、キャリア27年4か月のベテランでした。

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