「外敵とは言わせないくらい引っ張っていきます!」妊娠で返上されたベルトにYuuRIが返り咲き!他団体流出もプロレスでハッピーへ

23日、後楽園ホールにてアイスリボン『雨のち、リボン2024』が開催。メインイベントでは星ハム子とYuuRI(ゆうり)によるICEx∞王者決定戦が行われた。

2017年に14歳でプロレスデビューし、若手のエースとして活躍していた星いぶきは昨年8月に団体トップのシングル王者へ。実母の星ハム子と現役レスラー唯一の母娘タッグも結成し、3月23日の後楽園ホール大会では夢であった母娘で後楽園ホールメインイベントでの王座戦も実施。今後もタッグで活躍することを約束していたが、その後いぶきの妊娠が発覚しベルトを返上しての長期欠場へ。これを受けて10選手参加による『第38代ICEx∞王者決定リーグ戦』が行われ、Aブロックを制した星ハム子と、Bブロックを制したYuuRIによる王者決定戦がこの日行われることとなった。

第21代・第27代王者であり娘が返上したベルトを狙う星ハム子と、いぶきに敗北して第36代王者から陥落したYuuRIのリベンジを架けた戦いとなるこの試合。
YuuRIが気合の入った打撃で攻めていくが、ハム子はアイスリボンらしいプロレスでハッピーなコミカルさを崩さずに受けきっていく。ダイエットで防御力が減りながらも腹を駆使して蹴りのダメージを吸収したハム子が腹ウォッシュやシャイニング・腹ザードと攻め立て、必殺のダイビングボディプレスを投下するがYuuRIは剣山で迎撃。流れを掴んだYuuRIはバズソーキックとソバットの連撃から旋回式バズソーキックを叩き込み、最後はスワントーンボムを2連続で投下し3カウントを奪った。

勝利したYuuRIは「私が!ICE×∞チャンピオンの!アイスリボンのスーパーヒーローYuuRIだー!」と絶叫。
そして「ちょっと失いかけてた自信が今回のベルトで取り戻すことが出来たっていうか、むしろすごい大きな自信になりました。私は元々JUST TAP OUTでデビューしてガンバレ☆プロレスに移籍したんですけど、JTOのときもこんなんでよくデビューできたなって今になっては思うし。そんな中で初めて他団体のアイスリボンさんに参戦させていただいて、そこからレギュラー参戦させていただくことになって。自分の成長の大きなきっかけになったのはアイスリボンさんで、定期的に試合して一歩一歩階段を登ってここまでたどり着いたと思うので、私はガン☆プロはもちろんホームなんですけどアイスリボンさんは第二のホームだと思ってます。外敵とは言わせないくらい私がアイスリボンを引っ張っていきます」と力強く宣言した。

次期挑戦者として、昨年「ベルトがドラマをお膳立してくれるからって、戦いの流れをつくることを怠ったり、世間に響かないような試合をして。タイトルマッチの乱発が今のプロレスを面白くなくしてる!」とYuuRI王者時代にベルト戦を否定したマイクが話題となった海乃月雫が指名され、「ベルトに興味ない」と言いながらも「やるからにはそれもらうけど。今年はマイクじゃなくて試合で話題になりましょう」と握手に応じた。

来月は7月14日に新木場1stRING大会、7月27日に横浜産貿ホール大会が発表済み。どちらかで王座戦が行われる事が濃厚となり、「チャンピオンになったから!たくさんたくさん防衛戦がしたい!」と意気込むYuuRIの防衛ロードに注目だ。

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