社会就労センター利用者と大学生が協力 コーヒーの箱詰め 楽しいひと時に/岡山・津山市

美作大学社会福祉学科は、岡山県津山市勝部の社会就労センター・さくらワークヒルズと連携し、同大の珈琲研究会の学生がブレンドしたコーヒー「Mimasaka University Blend」の箱詰め作業を行った。

社会福祉法人共栄会が運営するさくらワークヒルズの利用者たちと、障害福祉分野で実習を予定している4年生が授業で行うもので、今回が初の取り組み。

この日は利用者3人と支援者として卒業生2人が同大を訪れた。学生たちは利用者が作業しやすいよう、写真付きで工程を表記した「手順書」を事前に作成。実演も交えて説明し、楽しくコミュニケーションをとりながら一緒に作業を進めた。550箱を作り終え、作業後は学食で和気あいあいと食事をした。

利用者たちは「難しい作業かと不安に思っていたが、分かりやすい手順書があり、学生の皆さんと会話をしながら楽しく作業ができて良かった」。

学生たちは実習を控えており、甲元李和さん(勝山高校出身)は「実際の利用者さんと実習以外で関わることが少ないので、良い経験になった。この経験を就職後にも生かしていきたい」と話していた。

コーヒー「Mimasaka University Blend」

© 津山朝日新聞社