「光る君へ」高杉真宙、まひろ&宣孝の関係に衝撃 台本に「違和感炸裂」

藤原惟規(高杉真宙)とまひろ(吉高由里子) - (C)NHK

吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の23日放送・第25回ではカップルが続々誕生する展開となり、まひろの愛すべき弟・藤原惟規を演じる高杉真宙は、まひろと宣孝(佐々木蔵之介)の急展開に「やっぱり若干……恥ずかしい気持ちもありますし、衝撃はやっぱり強かったですね」と心境を明かした。25回放送後、公式Xなどで公開されたインタビュー動画「君かたり」内で語っている。

第25回「決意」では、まひろが越前から都に戻り、身の振り方を考えることに。このところとりわけ注目を浴びていたのが、佐々木蔵之介演じる宣孝。出演発表時からすでに「まひろの夫」と紹介されていたが、これまでは父・為時(岸谷五朗)の友人で叔父のように接していた宣孝が前々回のラストで突然まひろに求婚したとあって、急展開に騒然となった。前話・第24回ではまひろが宣孝の言葉に心を動かされ、結婚を決めた様子だったが、第25回では新たなカップルが誕生。まひろの従者である乙丸(矢部太郎)は越前で出会ったきぬ(蔵下穂波)という女性を連れ帰り、惟規の乳母であるいと(信川清順)にも福丸(勢登健雄)という“いい人”ができていた。

越前から戻り、見知らぬ男性の姿に驚くまひろに惟規は「いとの“いい人”」だと紹介。「いとは俺だけがいればいいと思っていたけど、違ったんだなあこれが……」と話していたが、高杉は「幼いころからずっとつきっきりで見てもらっていたいとにいい人ができるっていうのはどこか寂しい気持ちが最初はありましたね」と複雑な心境を明かす。

「自分だけずっと面倒を見てもらっていて自分にだけずっと時間を割いてくれていたいとが取られちゃうという気持ちが若干あったんですけど、母親代わり的な存在だと思うので。と思ったんですけど、その中でも幸せになってほしいって気持ちはすごくあったので、寂しいやら喜ばしいやらっていう気持ちが少しあって、最初は複雑でした。最初っていうかセリフを言っているときもそんな感じでしたね。自分に言っている気持ちもありますしっていう感じでした」

そして、越前に戻ったまひろのもとに早々に現れた宣孝。「帰ってまいったのだな」と声を弾ませる宣孝は「ごぶさたしております」と挨拶する惟規の姿も目に入らない様子で「待ち遠しかったぞ」と喜びを爆発させていた。その晩、まひろの帰郷を祝して宴が行われ、宣孝はごきげんで歌を披露。まひろに熱い視線を送り、その様子に惟規は目をぱちくりさせていた。

高杉はまひろ、宣孝の関係に戸惑う惟規の心境に「まったく感じていなかったんですよ。だから「突然現れた!」みたいな気持ちがすごく強いので。台本にも「違和感炸裂」って書いてあって、そりゃそうだよなっていう気持ちがありますし、目の前で姉さん(まひろ)に対して、熱い気持ちと熱い歌と熱いまなざしで見ているときに思うのってやっぱり若干……恥ずかしい気持ちもありますし、衝撃はやっぱり強かったですね。不思議な感じでしたね」と思いを巡らせた。(編集部・石井百合子)

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