五味隆典、パッキャオと対戦の鈴木千裕を心配 ボクシングの危険性指摘「簡単に顎、折れちゃうからね」

囲み取材に応じた五味隆典【写真:ENCOUNT編集部】

「手数」の少なさも指摘

立ち技格闘技イベント「MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」が23日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われた。メインカードのRIZINフェザー級王者の鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)と五味隆典(45=東林間ラスカルジム)の“ボクシング戦”はドロー決着に。試合後、五味が心境を語った。

年齢差20歳の師弟対決。ファンの期待していた殴り合いにはならず、試合後五味は「千裕! 判定ダメだよ、KOじゃなきゃ」と苦言を呈していた。

鈴木は来月28日の「超RIZIN.3」でプロボクシング元6階級制覇王者マニー・パッキャオ氏と対戦する。鈴木のボクシング技術について五味は「ボクシングはどうなんだろうね、分からない。今増量もしているでしょうし、動きが重かった気もしますけどね」と語った。

さらに「100%倒れない自信があった。ちょっと(動きが)重かったね。重すぎ」と振り返り、また「(鈴木は)ボクシンググローブよりもオープンフィンガーがなじんできている」と分析し、「手数」の少なさも指摘していた。

他にも「今日のボクシングだと入門編かな。簡単に顎、折れちゃうからね。(MMAの)防衛戦もできなくなっちゃうからね」とパッキャオとボクシングに準じたルールで対戦する鈴木のケガを心配していた。

自身の試合内容については「もっと行きたかったとは思います。もっと行っても良かったかな」と悔しがっていた。ENCOUNT編集部

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