【男子バレーNL】アメリカに快勝 宮浦健人がサービスエース3連発&20歳甲斐優斗が躍動

◇バレーボールネーションズリーグ2024男子大会予選ラウンド 日本 3-0アメリカ(23日、フィリピン・マニラ)

予選ラウンド8勝3敗の日本(世界ランク3位)は、最終戦で5勝6敗のアメリカ(世界ランク5位)との対戦。日本はすでに8チーム(開催国+上位7位以内)が進める決勝ラウンドへの出場が決定。この試合日本は、前日フランス戦で33得点を奪ったキャプテンの石川祐希選手、セッターの関田誠大選手らをスタメンから外す布陣。パリ五輪メンバー入りへ、当落線上の選手たちにとっては最後のアピールの場となりました。

第1セット、日本は大塚達宣選手のサービスエース、甲斐優斗選手らの強烈なスパイクなどで4連続ポイント。序盤11-7とリードを奪います。その後、アメリカに追いつかれるも、宮浦健人選手のブロック、大塚選手のスパイクで連続ポイント。日本は小野寺太志選手、宮浦選手、甲斐選手のサービスがさえ、第1セットを25-20で奪いきります。

第2セットはアメリカにペースを握られ、リードを許す展開。日本はリベロ小川智大選手のディグからラリー戦を制しポイント。さらに甲斐選手のサービスエース、エバデダン ラリー選手のブロックなどで17-17の同点に追いつきます。終盤は小川選手のディグを中心にラリー戦を制する日本。最後は宮浦選手のスパイクが決まり、25-23。日本が立て続けに2セットを奪い、勝利にあと1セットに迫ります。

第3セット、日本は甲斐選手、宮浦選手を中心に得点。しかし6-6から3連続ポイントを許しビハインドを背負う展開となります。それでも中盤、小野寺選手のブロックなどで食らいつく日本は19-19の同点に追いつきます。さらに小野寺選手のスパイクで21-20と勝ち越し。その後は宮浦選手が強烈なサービスエース3連発でリードを広げ、最後は甲斐選手のスパイクが決まりセットカウント3-0(25-20、25-23、25-19)。アメリカにストレート勝ちの日本は予選ラウンドを9勝3敗で終了しました。

この試合、宮浦選手がチームトップの18得点(サービスポイント5)、甲斐選手(サービスポイント4)がチーム2位の16得点。日本は予選ラウンド終了後に、パリ五輪の12人のメンバーを選出する予定です。

【ネーションズリーグ予選ラウンド 日本の結果】

◆ブラジル開催

第1戦 勝 3-1 アルゼンチン

第2戦 勝 3-0 セルビア

第3戦 勝 3-2 キューバ

第4戦 負 1-3 イタリア

◆日本開催

第5戦 勝 3-0 イラン

第6戦 勝 3-2 ドイツ

第7戦 負 0-3 ポーランド

第8戦 勝 3-1 スロベニア

◆フィリピン開催

第9戦 負 2-3 カナダ

第10戦 勝 3-0 オランダ

第11戦 勝 3-2 フランス

第12戦 勝 3-0アメリカ

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