【ラジオNIKKEI賞展望】シリウスコルトが本領発揮して秋の大舞台へ

 ※騎手は想定

 「ラジオNIKKEI賞」(30日、福島)

 皐月賞14着からの反撃に燃えるシリウスコルト。2走前の弥生賞ディープインパクト記念ではコスモキュランダ、シンエンペラーに続く3着に好走。先着された2頭はのちの皐月賞2着馬、ダービー3着馬だったことを思えば、本来は世代トップ級とそん色のない力の持ち主だ。みちのく重賞で実力を証明し、秋の大舞台での飛躍を誓う。

 皐月賞はG1の壁にはね返されたアレグロブリランテだが、2走前のスプリングSでは積極果敢に逃げて2着を死守。重賞通用の力を示した。1週前追い切りは、美浦Wの3頭併せで6F83秒1-11秒1を計時し、併入、先着と状態の良さがうかがえる。先行力を生かせる福島は絶好舞台。今度こそ重賞ウイナーの仲間入りを果たす。

 白百合Sを鮮やかに逃げ切ったミナデオロ。好スタートからハナを奪ってマイペースに持ち込むと、後続の追撃を封じてV。異父兄は16年七夕賞覇者アルバートドック。血統的に初の福島も合いそうだ。1週前追い切りでは栗東芝の併せ馬で0秒8先着と、さらに調子を上げている。波に乗った素質馬が、勢い十分に福島の地に乗り込む。

 京都2歳S3着、毎日杯6着、青葉賞4着と重賞で善戦してきたサトノシュトラーセ。1週前追い切りは、栗東CWの3頭併せ馬で6F83秒8-11秒4を記録。2頭に遅れはしたものの、迫力十分の動きで好仕上がり。待望のタイトル奪取で秋につなげる構えだ。

 青葉賞5着から臨むウインマクシマム。1週前追い切りは、美浦Wの3頭併せで5F64秒9-10秒9を記録し、僚馬2頭に大きく先着。攻め気配は申し分ない。状態の良さを生かして重賞獲りへ。

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