Ｆ１のＲＢに所属する角田裕毅（２４）が、２３日に行われたスペイン・グランプリ（ＧＰ）決勝でロケットスタートを決めた。
ＲＢはスペインＧＰからアップデート（改良）を実施したがうまくいかず、角田は大苦戦。フリー走行では１回目に２０位、２回目に１５位、３回目に１８位と低迷が続き、肝心の予選でもタイムが全く伸びず、１７番手でＱ１敗退となった。
ただ、決勝では気を取り直して課題のスタートで魅せた。１７番手の難しい位置から絶好のスタートを切ると、前を行くケビン・マグヌッセン（ハース）などをうまく捉えて一気に１５位へとジャンプアップを果たした。
中継する「ＤＡＺＮ」で解説を務める元Ｆ１レーサーの中野信治氏も「うまくスタート決めましたね」と絶賛した。マグヌッセンとは今季、何度も激しいバトルを展開している因縁の相手。角田が進化を見せる好スタートで、ライバルを抜き去った。
