中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で記念撮影するアモイ・虎渓岩寺の浄心方丈(前列左から2人目)と台湾・妙通寺の伝敦住持(前列右端)。(福州=新華社配信)

 【新華社福州6月23日】中国福建省アモイ市にある虎渓岩寺の浄心方丈が率いる訪日団が21日、京都府宇治市の黄檗(おうばく)宗大本山万福寺を参拝した。台湾地区からも妙通寺の伝敦住持と弟子一行が同寺を訪問しており、海峡両岸(大陸と台湾)の黄檗僧が一堂に会し、法縁を振り返り、法誼について語り合った。

 日本の黄檗宗の近藤博道管長、荒木将旭宗務総長、福建省福清市黄檗文化促進会の林文清(りん・ぶんせい)会長、日本の黄檗文化促進会の陳熹(ちん・き)理事長、日中茶文化交流協会の于昊男(う・こうだん)理事長など中日各界の人々が伝敦法師と親しく交流し、福建省福清市の黄檗山万福寺、京都府宇治市の万福寺、福建省泉州市の承天寺、台湾地区高雄市の妙通寺の黄檗の法縁を振り返り、黄檗宗の開祖、隠元禅師と台湾の広欽老和尚をしのんだ。

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で記念撮影するアモイ・虎渓岩寺の浄心方丈(2列目右から5人目)と訪問団。(福州=新華社配信)

 明末清初のころ、福清市の黄檗山万福寺の住持だった隠元は、招きに応じて日本に渡り黄檗宗を開き、仏教の教えを広めただけでなく、建築や彫刻、言語、音楽、絵画、書道、飲食、医学・薬学などの中華文化と当時の進んだ科学技術も伝えた。これらの文化は日本で「黄檗文化」と呼ばれ、江戸時代の経済、社会の発展に大きな影響を与えた。(記者/魏培全)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で台湾の妙通寺が主催した水陸会と文化展示。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

20日、黄檗宗の近藤博道管長(右から3人目)と交流する台湾・妙通寺の伝敦住持(左から3人目)。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

20日、京都の黄檗宗大本山万福寺で記念撮影する台湾・妙通寺の伝敦住持(右から3人目)と弟子、黄檗宗の近藤博道管長(右から4人目)、福清市黄檗文化促進会の林文清会長(左端)。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺を参拝したアモイ・虎渓岩寺の浄心方丈(中央)と訪問団。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で、贈り物を交換するアモイ・虎渓岩寺の浄心方丈(左)と黄檗宗の近藤博道管長。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で交流する台湾・妙通寺の伝敦住持(左端)、黄檗宗の近藤博道管長(左から4人目)、荒木将旭宗務総長(右端)、黄檗文化促進会の陳熹理事長(右から3人目)。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で交流するアモイ・虎渓岩寺の浄心方丈(左端)と黄檗宗の近藤博道管長(左から2人目)。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で、黄檗宗の近藤博道管長(右)に建盞(けんさん、天目茶碗)を贈るアモイ・虎渓岩寺の浄心方丈(左)。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都府宇治市の黄檗宗大本山万福寺。(福州=新華社配信)

中国の大陸・台湾黄檗僧、京都の万福寺で交流

21日、京都の黄檗宗大本山万福寺で記念撮影する台湾・妙通寺の伝敦住持(中央)と福清市黄檗文化促進会の林文清会長(左端)。(福州=新華社配信)

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