吉沢亮、主演作で上海国際映画祭に初参加 「このシーンで笑ってくれるんだなぁ」観客の反応に笑顔

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俳優の吉沢亮さん(30)が第26回上海国際映画祭に参加。主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』をアピールし、観客の反応に笑顔を見せました。

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9月20日 全国公開)は、耳のきこえない両親のもとで育ったきこえる息子・五十嵐大の物語。吉沢さんが主人公の五十嵐大を演じました。海外でも高く評価された『そこのみにて光輝く』を手がけた呉美保監督の、9年ぶりとなる長編映画です。

今回、この作品は第26回上海国際映画祭のコンペティション部門に正式出品。現地時間の21日、ワールドプレミア舞台挨拶が行われました。

吉沢さんは呉監督と「ニーハオ」と中国語で挨拶。司会者から「デビュー15周年おめでとうございます」と祝福され、観客からも大きな拍手が送られました。吉沢さんは「この中国という場所で、みなさんとお会いできて、こうやって温かく迎えていただいて、本当に幸せな日だなと。すごくうれしいなと、喜びをかみしめております。(中国語で)謝謝!」と感謝。観客とのQ&Aを楽しみました。

■映画で挑戦した手話 苦労を明かす

さらに同じ日、公式記者会見にも登場。現地のメディアから映画祭に参加した感想を聞かれると、「今回初めて上海国際映画祭に参加させていただいて、すごい緊張していたのですが、ワールドプレミアでお客さんたちと一緒に映画を見させてもらい、すごく良いリアクションをしてくれていたし、このシーンで笑ってくれるんだなぁとか、幸せな気持ちでした。舞台挨拶の時もとても温かい声援をくださって、来てよかった、本当に光栄だなと思いました」と話し、笑顔を見せました。

そして、役を演じる上で欠かせなかった手話取得についてのエピソードも披露。「(撮影に入る)2か月くらい前から、手話の練習はさせていただきました。その中でただセリフの手話を覚えればよいだけでなく、相手の言っていることをきいて、それに表情でリアクションしたり、手話の中でも例えば“大丈夫”ということも、表情にのせることによって疑問形になってくるとか、表情管理も手話の表現になるという点がすごく大変でした。演技のうまい下手以前に、ちゃんと会話が成立している、という空気感がこの作品にはどうしても必要だったので、どうやってみせていくか、僕がどれだけ手話を上達できていくかが大変ではありました」と、役作りの苦労を明かしました。

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