大塚寧々、『科捜研の女』沢口靖子と初共演 津田寛治は22年ぶり登場「とてもうれしかった」

『科捜研の女 season24』に大塚寧々が出演する【写真:(C)テレビ朝日】

大塚は現場となったビジネスホテルの支配人・大月裕子を演じる

俳優の大塚寧々、津田寛治が7月3日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『科捜研の女 season24』初回2時間スペシャルに出演することが24日、発表された。大塚は主演・沢口靖子と初共演、津田は22年ぶり登場となる。

1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続け、今年、シリーズ誕生25周年のアニバーサリーイヤーを迎える沢口靖子主演『科捜研の女』。この夏、開幕する新シーズンのキーワードはさらなる進化に向けた“原点回帰”。『科捜研の女』の醍醐味は、現場に残されたわずかな手がかりを分析し真実へと近づいていく“科学捜査”ですが、今シーズンでは初心にかえって、年々高度化してきた科学捜査の技術や仕組みをわかりやすく伝えていく。新たなレギュラーに加藤諒、シーズンゲストとして鈴木福が加わる。

初回2時間スペシャルでマリコたちが挑むのは、京都を揺るがす無差別大量殺傷事件。ある夜、京都市内のビジネスホテルで客や従業員、計30人以上が嘔吐、苦悶し次々と倒れる事態が発生する。

大塚が演じるのは、その現場となったビジネスホテルの支配人・大月裕子。ホテルには天然温泉施設が併設されていたことから裕子は真っ先に硫化水素事故を疑うも、何者かが毒物を仕込んだことがわかり、がく然。しかも自分がシフトを組んだホテルスタッフが亡くなったことに責任を感じる。さらに、捜査を進めるうち、彼女の“過去”も少なからず事件と関係していることが浮き彫りとなる。

沢口と大塚は今回が初共演。顔を合わせるのも久々だったそうで、大塚は「沢口さんと20年ぶりぐらいにお会いできて、とてもうれしかったです」と、再会に大感激。「皆様とても和やかで、科捜研の現場に身を置けるのが喜びでした」と、“座長”沢口のもと、抜群のチームワークの中で過ごした充実の撮影期間を振り返った。

そして、津田が演じるのは、阿鼻叫喚の現場に駆けつけ、倒れた人々の救助に当たる消防の高度救助隊隊長・佐藤剛。消防士時代から勉強と努力を続け、高度救助隊隊長に就任した、自分にも周囲にも厳しい孤高のリーダー。ところが、亡くなったホテルスタッフ男性との意外な接点が明らかになる。

『season4』第7話(2002年)にゲスト出演して以来、『科捜研の女』には22年ぶりの登場となる津田。「長い月日を経て、今回ご依頼の知らせを聞いたときはとてもうれしかったです。初めて参加したときも脚本が素晴らしかったのですが、今回も科学捜査の醍醐味が存分に展開していて、さすが科捜研だなあと思いました」と感慨深げ。

沢口には“変わらなさ”と“変化”、その両方を感じたようで「沢口さんは驚くほど当時の印象と変わりなかったのですが、優しさの質といいますか、深みが変わっていて、まるで菩薩様のようになられていて感動しました。少しお話しするだけでもとても幸せを感じました」と話した。

津田寛治、高度救助隊の隊長役は「やりがいがありました」

以下、コメント全文

〇大塚寧々

――初回2時間スペシャルのゲスト出演オファーを受けたときの率直な感想を教えてください

「25年続いている作品に参加させていただくことができて、とてもうれしかったです。京都の撮影所もすごく久しぶりだったのでとても楽しみでした」

――ホテル支配人役を演じられてみていかかでしたか。

「ホテルを守るということの責任の重さを感じ、従業員やお客様を大切にする気持ちを意識しながら演じました」

――榊マリコ役・沢口靖子さんをはじめ、科捜研メンバーの印象を教えてください。

「沢口さんと20年ぶりぐらいにお会いできて、とてもうれしかったです。皆様とても和やかで、科捜研の現場に身を置けるのが喜びでした」

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。

「科学捜査と、人の心の感情の繊細さや、自分の気持ちに素直になることの大切さ、難しさなどの人間模様を見ていただけたらと思います」

〇津田寛治

――初回2時間スペシャルのゲスト出演オファーを受けたときの率直な感想を教えてください

「『科捜研の女』は20年ほど前に初めて出演したとき以来の参加だと思います。そのときは東映京都撮影所の門を初めてくぐったのでドキドキしていたのですが、スタッフ・キャストの皆さんが優しくて情熱的ですごく楽しかったのを覚えています。

長い月日を経て、今回ご依頼の知らせを聞いたときはとてもうれしかったです。初めて参加したときも脚本が素晴らしかったのですが、今回も科学捜査の醍醐味が存分に展開していて、さすが科捜研だなあと思いました」

――高度救助隊の隊長役を演じられてみていかかでしたか。

「消防隊員の役は何度か演じたことがあるので不安はありませんでしたが、今回は職業よりも父親としての側面が大きい役でしたので、そういった意味でもやりがいがありました」

――榊マリコ役・沢口靖子さんをはじめ、科捜研メンバーの印象を教えてください。

「初めて『科捜研の女』に出演したときの僕の役は引きこもりの男だったので、ほとんどの科捜研メンバーの方とのカラミは無く、沢口靖子さんと幾シーンか共演させていただいただけでした。そのときの沢口さんの印象は、凛とした佇まいで、優しくて、確かなお芝居をされる素晴らしい女優さんだと思いました。

今回ご一緒させていただきまして驚くほどその当時の印象と変わりなかったのですが、優しさの質といいますか、深みが変わっていて、まるで菩薩様のようになられていて感動しました。少しお話しするだけでもとても幸せを感じました。ぜひまたご一緒したいです」

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。

「まだ完成作品を拝見していませんが、台本を拝読した限りではマリコさんをはじめとする科捜研のメンバーや土門刑事が大活躍する回だと思います。科学捜査シーンも素晴らしいし、それぞれのキャラクターも際立っています。特に共演シーンが多かったマリコさんと土門刑事は本当に人情深くて優しくて、多くの視聴者さんを幸せにするんだろうなと思いました。どうぞ皆さん、存分に幸せになって下さい」ENCOUNT編集部

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