【茨城県発】全国の農家をブランド化するプロジェクト「いばれる農産人」が始動! 農家と流通をつなぐ生産者紹介サイトを開設

株式会社よろぎ野(の).菜(茨城県つくば市)は、農業におけるモノ・ヒト・チイキをブランド化するプロジェクト「いばれる農産人(のうさんじん)」を6月12日から開始した。同プロジェクトの第一弾として、生産者自らが情報発信できるオンラインプラットフォーム「いばれる農産人生産者紹介サイト」を開設。6月19日より掲載希望農家の募集も行う。

同サイトでは、農業生産者が自ら発信する「生産者の紹介」「生産物」「生産への想い」のほか、生産者と直接コンタクトが取れる問い合わせ先を掲載。スーパーや飲食店などの流通側が直接生産者を探すことができ、新たな取引先が見つかる場となる。

また、商品パッケージへの掲載や店舗の掲示など、流通先で使用できる「生産者の顔写真」や「生産した野菜の写真」などのデータもダウンロード可能となっており、生産者と流通サイドでのやり取りの手間が軽減される。

農産物の流通において、生産者の顔がわかり一定の品質が保たれた農産物をスーパーや飲食店に届けることは難しい現状がある。

店頭やレストランなどで、生産者の顔がわかる形で消費者に届けたいというニーズはあるものの、JAや市場を通した流通網の場合、基本的に流通先まで情報が伝えられるのは「産地」まで。「どの農家の農産物か」を辿ったり、指定して購入することはできない。

直送ルートも可能だが、納入数が少量の場合、配送コストの面での課題もある。

今回、よろぎ野.菜は、物流業者の三共貨物自動車(茨城県桜川市)をパートナーとして独自の流通網をつくることで、関東圏内で収穫された作物を最短翌日に店頭まで並べられるシステムを装備。生産者の顔が見える形で、農産物が迅速に流通する仕組みを整えた。
同サイトではスーパーや飲食店が生産者に直接コンタクトを取ることができるだけでなく、流通面でも橋渡しが可能となる。

同プロジェクトは、日本の農業生産者を悩ませる「安定的な流通先の確保」を生産者・生産地・生産物のブランド化で解決に導いていけるよう、さまざまな観点から新しい取り組みを実行し、日本の農業発展に貢献していく予定だ。

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