米国一色、グルメにパレード 三沢・「アメリカンデー」にぎわう

大型バイクが先導した恒例のパレード。沿道には多くの観衆が集まった=23日、三沢市

 三沢市の日米交流イベント「三沢アメリカンデー」が23日、市中心部で開かれ、米軍三沢基地の車両、軍人らによるパレードや米国のグルメを楽しむ家族連れらでにぎわった。会場には全国各地から約6万人(実行委員会発表)が集まり、催しを通じて米国の文化を満喫した。

 オープニングのパレードには、日米の国旗を飾り付けた大型バイクや米空海軍の儀仗隊、米国製クラシックカーなど約500人、車両約200台が参加。開会式では三沢基地のマイケル・P・リチャード司令官が「三沢は日米の文化が共存する一つのコミュニティー。基地と地域の良好な関係が末永く続くことを祈っている」とあいさつした。

 基地正面ゲート前と市役所前の通りには屋台やキッチンカーが並び、ホットドッグ、ハンバーガー、チキンなどボリュームのある米国グルメが人気を集めた。このほか、米国人で構成されたロックバンドの演奏が会場に響き渡り、イベントを盛り上げた。

 家族5人で八戸市から訪れた市立中居林小2年の吉田羽玖さん(7)は「消防車とかクラシックカーとか、大きい車がかっこよかった。アメリカの雰囲気を感じた」と充実感をにじませた。【全文】

© 株式会社デーリー東北新聞社