新潟・佐渡名物「いごねり」 “こんにゃく”みたいなやわらかさ 最近はスイーツ展開も

新潟・佐渡名物「いごねり」

土地に根づいた産物と調理方法で振る舞われる「郷土料理」。関西を中心に活躍するフリーアナウンサー・清水健がパーソナリティーを務める番組で、この時期にぴったりの郷土料理を紹介した。

【関連】京都人「ぶぶ漬けでもどうどす?」=「帰れ」の伝説は本当? そもそも「ぶぶ漬け」って何?

今回紹介したのは、新潟名物の「いごねり」。「いご草」という海藻を使った一品で、新潟・佐渡ではソウルフードとして親しまれる。乾燥させた「いご草」を煮てからよく練り、薄くのばして冷やし固めたもので、見た目はこんにゃくに似ている。

ひと口食べた清水は、「うす〜い海藻の風味」「こんにゃくをやわらかくした感じ」など、不思議な食感を楽しんでいる様子。用意されていたしょうゆをつけると、「おいしい!」「クセになる」「夏場におすすめ」と絶賛コメントを残した。

一方、同じくパーソナリティを務める絵本作家の夏は「料亭の小鉢に入ってそう!」と見た目を評価。付属の酢みそをつけて食べると「私、酢みそ好き!」「冷たいビールにおすすめ」など、おつまみとしての相性も良いとコメントした。

いごねりはもともと、秋から冬にかけて各家庭でつくられ、冠婚葬祭の場を中心に食べられていたそう。近年は年間を通して食べられるようになり、最近ではスイーツ系の新しい食べ方も考案されているという。

試食を終えた清水は、「昔ながらの郷土料理がいろいろな食べ方で広がるのは良いことだと思います」と話した。放送中にはインスタライブも行われ、コメントでは「試食のときのシミケンは、かまないなあ」「(お腹が空くから)おいしそうな食べ方をするな!」などの声が寄せられた。

番組最後には、「ぜひみなさん、はじめは何もつけずに食べてください!」「味がしないのは本当ですから!」と締めくくった。

※ラジオ関西『Clip木曜日』2024年6月13日放送回より

© 株式会社ラジオ関西