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上越市出身で筑波大発のAIロボティクスベンチャー「Closer(クローサー)」(茨城県つくば市)代表の樋口翔太さん(26)が、米国の経済誌『Forbes(フォーブス)』が選ぶ「アジアの30歳未満の30人(産業部門)」に選出された。
樋口さんは「事業を理解してもらいやすい指標になると思う。今後の資金調達をはじめ国内外でのビジネスのきっかけになれば」と話している。
「アジアの―」はエンターテインメントやスポーツ、金融、医療など10分野で新ビジネスや変革をリードする30人ずつを選出する企画。
樋口さんは2021年、クローサーを設立。食品作業をはじめとする製造ライン自動化が難しい業種の労働力不足解決に寄与したいと、食品容器に調味料や香辛料をつかんで入れるロボット、製品を梱包(こんぽう)した段ボールをパレットに積むロボットなどを開発、販売している。
直近では段ボールをパレットに積むロボット「パレタイジー」に関心を持ってほしいと、スマートフォンのような画面で荷物の積み上げ方を指定できる「オートレイアウト機能」を登載。「導入に当たり、ロボットに専門知識がなくても機能・性能を分かってもらいやすいと思う」と期待する。
展示会への出展が奏功し、納入ペースが上がってきた。組み立てスペースも手狭になったため、今秋にはスペースを拡張する予定。「重労働となる業務を解決する手段になれれば。上越地域の企業にも声をかけてもらえたらうれしい」と話している。