ハマスとの激しい戦闘は近く終了とイスラエル首相、戦争は継続へ

[エルサレム 23日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は23日、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの激しい戦闘は終わりに近づいているが、ハマスがガザを支配しなくなるまで戦争は終わらないという認識を示した。

ガザでの激しい戦闘が終われば、親イラン武装組織ヒズボラとの戦闘が激化しているレバノンとの北部国境沿いにさらに部隊を展開できるようになると述べた。

イスラエルのテレビ局チャンネル14のインタビューで「激戦が終われば、軍の一部を北に移動させることが可能になり、そうするだろう。第一の目的は防衛で、次に(避難している)住民を帰還させることだ」と指摘。

「可能であれば外交的に実行するが、不可能なら別の方法を取る。(住民を)帰還させる」と語った。

ハマスとの激しい戦闘はいつ終わるのかとの問いに、ネタニヤフ氏は「もうすぐだ」と答えた。ただ、軍はガザでの活動を継続するとし、「ハマスを放置したまま、戦争を終わらせるつもりはない」と述べた。

また、ヨルダン川西岸地区を拠点とするパレスチナ自治政府がハマスに代わりガザを運営する案を改めて拒否した。

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