IAEA事務局長、ウクライナ原発近隣への攻撃停止を要請

[23日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は23日、ロシアが掌握しているウクライナのザポロジエ原子力発電所の近隣地域への攻撃を停止するよう求めた。

ロシアが任命した同原発の当局者は、ウクライナが2回のドローン攻撃を仕掛け、変電所1カ所を破壊し、別の変電所に損害を与え、住民への電力供給を一時中断したと非難した。

グロッシ氏はウクライナには言及せず、今回の事故はザポロジエ原発の操業には影響を及ぼしていないと述べた。

サイトに掲載した声明で「誰が背後にいるにせよ、これを止めなければならない。原子力発電所とその周辺に対するドローンの使用はますます頻繁になっている」とし、「これは全く受け入れられないものであり、全会一致で承認された安全方針や原則に反するものだ」と指摘した。

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