渋野日向子「すごく残念」 4打差からのメジャー2勝目ならず

渋野日向子は連日の「73」で週末に失速した(撮影/村上航)

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日(23日)◇サハリーCC(ワシントン州)◇6731yd(パー72)

首位に4打差の5位からスタートした渋野日向子は3バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算2アンダーの7位で4日間を終了。2019年「AIG全英女子オープン」以来となるメジャー2勝目はならず、「もう少しできたと思う瞬間がすごく多かったので悔しい」と敗戦を振り返った。

渋野は2番(パー5)でバーディを先行させたが、4番で3パットのボギー。7番ではピンサイドのガードバンカーに打ち込んだ2打目を出し切れずに4オン2パット、痛恨のダブルボギーを喫する。8番も2度目の3パットボギーとして7打差に開き、サンデーバックナインを前に首位の背中が大きく遠のいた。

「初日と2日目はよく耐えた中で、3日目、4日目で伸ばし切れなかったのが残念」と、3位で折り返しながら「73」を並べた週末の失速に悔いをにじませた。

それでも、最終日の後半はボギーなしの1バーディと立て直し、2位で終えた「全米女子オープン」から自身初のメジャー2試合連続トップ10入り。「まだまだいけると思う部分はあった。もっと練習して次の試合に向けて頑張りたい」と気持ちは前向きだ。

次週は勝みなみとタッグを組み、ツアー唯一のペア戦「ダウ選手権」に出場する。(ワシントン州サマミッシュ)

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