主将プリシッチが輝き放つ!…開催国アメリカ、ボリビアに2発完勝で白星発進

コパ・アメリカ2024・グループC第1節が23日に行われ、アメリカ代表とボリビア代表が対戦した。

世界最古のナショナルチームによるサッカー大陸選手権大会として知られるコパ・アメリカは今回が通算48回目の開催となる。今大会は南米サッカー連盟(CONMEBOL)に加盟する10カ国に加え、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)加盟の6カ国も参加。出場する16カ国は4つのグループに分かれ、上位2カ国、計8カ国が決勝トーナメントに進出し、準々決勝から一発勝負のトーナメント戦が行われる。

グループCの初戦には開催国のアメリカが登場。今回が通算28回目の本大会出場で、過去には優勝経験もあるボリビアと対戦する。試合は序盤からホームの声援を受けるアメリカがペースを掌握。3分には左CKを獲得すると、ショートコーナーを選択し、リターンパスを受けたクリスティアン・プリシッチがボックス左角付近までドリブルで運ぶ。そのまま右足を塗り抜くと、狙い澄ましたシュートがゴール左隅へ吸い込まれ、幸先良く先制に成功した。

アメリカは8分にも決定機。プリシッチが起点を作ると、ボックス右角付近でボールを収めたティモシー・ウェアが中央のフォラリン・バログンヘラストパスを送る。DFにブロックされたボールをT・ウェアが自ら拾い右足を振り抜いたが、相手GKの好セーブに阻まれた。その後も攻勢を強めると、41分には敵陣中央で縦パスを引き出したプリシッチが素早く左へ展開。これを受けたバログンが冷静にゴール右下隅に流し込み、前半でリードを2点に広げた。

ボリビアは後半開始と同時に3枚替えを敢行するも、なかなか反撃の糸口を掴むことができない。引き続き主導権を握るアメリカは53分、ウェストン・マッケニーの持ち出しからT・ウェアがボックス内左に抜け出し、低い折り返しにバログンが合わせる。ネットを揺らしたものの、T・ウェアのポジションがオフサイドだったとして得点は認められなかった。60分には左から仕掛けたプリシッチがGK強襲のシュートを放つなど、積極的に3点目を狙いにく。

アントニー・ロビンソンとプリシッチが縦に並んだ左サイドを起点に攻め込むアメリカ。スピード感あふれる攻撃からバログン、途中出場のリカルド・ペピらに次々とチャンスが到来するも、相手GKの好セーブもあり、ネットを揺らすことができない。それでも試合を支配し続け、ボリビアに決定機を与えぬまま時計の針を進めていく。試合はこのまま2-0で終了し、開催国アメリカが白星発進を飾った。

次節は現地時間の7月1日に行われ、アメリカはウルグア代表と、ボリビアはパナマ代表と対戦する。

【スコア】
アメリカ代表 2-0 ボリビア代表

【得点者】
1-0 3分 クリスティアン・プリシッチ(アメリカ代表)
2-0 44分 フォラリン・バログン(アメリカ代表)

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