U-16日本代表に「今後も期待」 2点ビハインド→大逆転劇にファン熱視線「この世代覚えておきます」

セネガル戦でゴールを決めた吉田湊海(写真はモンテギュー国際大会時のもの)【写真:Getty Images】

2点ビハインドのなかセネガルに逆転勝利

U-16日本代表は6月23日、U-16インターナショナルドリームカップ2024でU-16セネガル代表と対戦し、3-2で勝利した。

今大会は福島県のJヴィレッジで開催。日本のほか、セネガル代表、ウクライナ代表、ベネズエラ代表の4か国が参加し、総当たりで対戦する。試合以外でも文化交流プログラムを実施し、22日には「震災遺構 請戸小学校」の見学と、双葉だるまの絵付け体験が行われるなど、選手たちの交流の場も設けられた。

日本は19日の大会初戦でウクライナを6-0で下すと、続く21日のベネズエラ戦も4-1で勝利。2連勝でセネガルとの一戦を迎えた。

試合は前半アディショナルタイムに相手の直接FK(フリーキック)がグラウンダーで枠を捉えたなか、GK西川元基(柏レイソルU-18)がまさかのキャッチミス。股を抜けて先制ゴールを献上してしまう。

その後、後半5分には自陣でボールを失った流れから失点。しかし、ここから若き日本代表たちが反撃に出る。

まずは後半9分、今大会で背番号10を背負うFW吉田湊海(鹿島アントラーズユース)が左サイドのクロスに合わせて1点を返すと、同25分には右サイドのコーナーキックからDF横井佑弥(ガンバ大阪ユース)が頭で合わせて同点に追い付いた。

そして後半35分、左サイドのクロスから最後はFW葛西夢吹(湘南ベルマーレU-18)が押し込み逆転に成功。2点ビハインドをひっくり返す逆転劇を演じた。

JFATV公式YouTubeチャンネルでこの試合のハイライトが公開されると、「2点ビハインドからの逆転の経験はデカい!この世代覚えておきます」「今後も期待」「U16でアフリカ勢に勝つのは目茶苦茶強い」「勝者のメンタリティ」「吉田君と浅田君はエグかった」など、反響のコメントが寄せられた。

3戦全勝とした日本は、今大会の優勝が決定。育成年代の国際大会として2015年から毎年開催されてきた(新型コロナウイルスの感染予防のため2020年、21年大会は中止)U-16インターナショナルドリームカップで4連覇を飾った。(FOOTBALL ZONE編集部)

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