タイ首相が外遊の必要性主張、頻度に批判 2カ月停止も

[バンコク 22日 ロイター] - タイのセター首相は22日、就任後10カ月の間に頻繁に外遊したことについて、必要だったと擁護した。

昨年8月の就任以来、首相の外遊は15回に上り、世論の批判を受けて3月に2カ月間の外遊停止を表明した。

セター氏はテレビ放送で「避けられない外遊もあり、行く必要がある」と釈明し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の公式会合のほか、中国と日本訪問、自由貿易協定(FTA)調印のためのスリランカ訪問に言及。その他の外遊は投資と貿易の誘致が目的だったと述べた。

同氏は海外からの投資をさらに誘因する目標にしばしば触れており、「タイのセールスマン」と呼ばれている。

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