「今も世界で傷ついている子どもが…」村の小さな本屋さん、戦争の悲惨さ伝える展示会 福島・昭和村

「いまも世界中で傷ついている子どもがいる」。戦争の悲惨さについて考える展示会が、福島県昭和村で開かれています。展示会を開催したのは、村の小さな本屋さんです。

昭和村の交流観光施設「喰丸小」で、戦争の悲惨さについて考える展示会が開かれています。会場には、埼玉県の丸木美術館が所蔵する原爆の図の原寸大複製画が展示されています。

菅家洋子さん「広島で犠牲になった子どもたち、女性というのと、世界中で傷ついている子どもたちにも思いをはせてもらいたいということで、この絵を選んでいます」

展示会を開いた菅家さんは、村でカスミソウなどを栽培するかたわら、月に数回、この施設で、小さな本屋さんを開き、様々なジャンルの本を紹介しています。

菅家洋子さん「組んでいるその手をほどいて、閉じているその目を開いて、心を声をどこまでも放って」

会場では、原爆や戦争を題材にした詩や物語の朗読も行われました。

菅家洋子さん「いま世界で起きていることとか、子どもたちが犠牲になっていることに、ぜひ思いをはせていただきたいという気持ちがあるので、一人でも多くの方に来ていただいて、見ていただきたいと思っています」

この展示会は、昭和村の喰丸小で、24日まで開かれています。



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