バレーボール男子日本代表がアメリカにストレート勝ち 世界ランク2位浮上でパリ五輪第1シード確定【ネーションズリーグ】

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通算9勝3敗の4位でファイナルラウンドへ

「バレーボールネーションズリーグ2024予選ラウンド第3週フィリピン大会」に出場している男子日本代表は23日、アメリカと対戦し、セットカウント3-0(25-20、25-23、25-19)でストレート勝利。通算成績9勝3敗の4位で予選ラウンドを終え、27日の準々決勝で5位通過のカナダと対戦する。

また、この勝利でパリ五輪の組み合わせ抽選の基になる世界ランキングで2位に浮上。開催国のフランス、世界ランク1位のポーランドとともにポット1に入ることが確定した。

ファイナルラウンド進出を決めている両チームは五輪本番を見据え、ともに控えメンバー中心で試合に臨んだ。日本は石川祐希、西田有志らを温存した中、宮浦健人が両チーム最多18得点、20歳の甲斐優斗が17得点とアピールに成功。これまで出場機会の少なかったエバデダン・ラリーや富田将馬らも持ち味を発揮し、国際試合では2016年以来8年ぶりにアメリカから白星を挙げた。

この結果、世界ランキングで暫定2位に浮上。その後の試合で、日本を上回る可能性のあったスロベニアがセルビアに3-2で勝利したものの、フルセットにもつれ込んだことでその可能性が消滅。日本の2位が確定した。

26日にポーランドで行われる五輪予選ラウンドの組み分け抽選会では、世界ランキング上位から4つのポットに分けられる。世界ランク2位となった日本は、開催国のフランス、同1位のポーランドど同じポットとなり、この2チームと予選で対戦することはなくなった。

また、今大会通算成績9勝3敗とした日本は4位でVNL予選ラウンドを突破。27日からポーランド・ウッチで行われるファイナルラウンドに臨む。今後の日程は以下の通り。

【ファイナルラウンド(ポーランド・ウッチ)】
6月27日 準々決勝 vsカナダ
6月29日 準決勝
6月30日 3位決定戦・決勝



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