格下に敗戦→ラケット破壊&握手拒否で炎上の韓国テニス選手、パリ五輪出場へ 東京大会は1回戦負け

過去にラケット破壊、握手拒否などの“非マナー”行動で物議を醸した韓国男子テニス選手クォン・スンウ(26、世界ランキング367位)が、パリ五輪に出場する。

クォン・スンウは6月23日、自身のインスタグラムで「皆さんこんにちは。自分が2024年パリ五輪に出場することになりました。パリでお会いしましょう」と伝え、今夏のパリ五輪出場を発表した。

来る7月26日に開幕するパリ五輪で、男子テニス選手ではセルビアのノバク・ジョコビッチ(37、同2位)やスペインのラファエル・ナダル(38、同258位)、日本の錦織圭(34、同399位)などの出場が確定している。

特に、ナダルはスペインの新生カルロス・アルカラス(21、同3位)と男子ダブルスでペアを組んで出場する。

五輪テニスの男子シングルスは世界ランキングを基準に決まる。上位56人が出場権を確保し、一つの国と地域につき最大4人が出場できる。

そのため、クォン・スンウにもチャンスが訪れた。最新の世界ランキングでは367位だが、負傷によるプロテクトランキングが適用された。

これにより、クォン・スンウは前回の2021年東京五輪に続き2大会連続で五輪に出場することになった。

ちなみに前回の東京五輪では、シングルス1回戦敗退に終わっていた。

“ラケット破壊”で物議醸したクォン・スンウ

そんなクォン・スンウは、昨年9月の杭州アジア大会で見せた“非マナー”行動で物議を醸したことがある。

当時、男子シングルス2回戦で格下の選手に敗れたクォン・スンウは試合直後、怒りのままに自身のラケットを破壊。それだけでは収まらず、ベンチも数回殴るなど、感情に身を任せた行動をした。

また、相手選手が握手を求めたにもかかわらず、クォン・スンウはこれを無視し、審判とも握手をせず、バッグを持ちコーチを後にしていた。

(写真提供=VCG/アフロ)杭州アジア大会当時、シングルス2回戦で敗れラケットを破壊するクォン・スンウ

このような不振から、最高52位だった世界ランキングでは一時600位圏まで順位がダウン。

同期間には、昨年5月から交際したK-POPガールズグループWonder Girls出身の歌手ユビン(34)と同年10月に破局するなど、プライベートでも騒々しい日々が続いた。

それでも、今年3月のマイアミオープンで約1年ぶりのツアー勝利を挙げると、5月の全仏オープン男子シングルス1回戦では1年9カ月ぶりとなるメジャー大会勝利を収めていた。

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