学校創立150周年 心に届く宣誓を 朝日・香川主将、高校野球岡山大会

香川旺介主将

 第106回全国高校野球選手権岡山大会(7月13日開幕)の組み合わせ抽選会が22日行われ、選手宣誓は朝日の香川旺介主将に決まった。

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 香川主将は「全ての高校球児の思いを乗せて、多くの人の心に届く宣誓にしたい」。1921年に岡山勢で初めて全国舞台に立った伝統校の3年生は表情をきりりと引き締めた。

 ソフトボールチームでキャプテンを務めた小学生時代に3度、宣誓の経験がある。「(4度目が)くるものならきてほしい」と県高野連の藤原会長がくじを引く瞬間を見守り、「名前を呼ばれて驚いたが、大会を盛り上げたい気持ちが大きくなった」と喜んだ。

 好投手を擁すチームが掲げるのは29年ぶりの8強入りだ。学校創立150周年の節目でもあり、「持っている運を試合でも良い方向に使いたい。宣誓から勢いに乗れるようにする」と岡山工との初戦を見据えた。

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