「育児支援に」管理栄養士が離乳食をレクチャー

管理栄養士から離乳食の話を聞く親子連れ(京都市伏見区・伏見中央図書館)

 京都市伏見区の伏見中央図書館が区役所と連携し、子どもの健康や発育に関する情報提供に力を入れている。20日には管理栄養士が来館し、親子連れに離乳食の説明をした。

 図書館を利用するついでに気軽に専門家の話を聞いたり、子育ての悩みを話してもらったりする機会をつくろうと、本年度から始めた。館内で定期的に実施している絵本の読み聞かせの後に、区役所子どもはぐくみ室の職員が話す。

 この日は、乳幼児連れの保護者ら9組が参加。食をテーマにした司書による読み聞かせの後、食育指導などを行っている管理栄養士の才田敦子さんが離乳食の増やし方のイメージや固さの目安などを解説した。終了後、個別に質問や相談している保護者もいた。

 同様の事業は今後も隔月で実施し、保健師や歯科衛生士、保育士らが登場する予定。同館の大賀修治館長代理は「区役所に管理栄養士などがいることを来館者に知ってもらい、育児支援につなげていけたら」と話している。

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