陣羽織や能の装束など土佐藩主・山内家の衣服約30点 高知城歴史博物館で展示中【高知】

土佐藩主・山内家の歴代藩主が所有していた衣服を展示する企画展が、高知市の高知城歴史博物館で開かれています。

真っ白な鳥の毛を全体にあしらった陣羽織、土佐藩の10代藩主・山内豊策が所有していたとされる衣服です。

高知市の高知城歴史博物館で始まった企画展では、土佐藩主・山内家の初代一豊から16代豊範までが所有していたとされる陣羽織や能の装束などの衣装約30点が展示されています。

当時の装いは身体を守るためだけでなく武士としての精神を込めたもので、この展示は武家の衣服から歴史を感じてもらえればと館が企画しました。

2代藩主忠義が所有していた鎧の下に着る具足下着という衣服はヨーロッパの影響を受けた作りになっていて、首元の立った襟やボタンがつけられているのが特徴的です。

この企画展は9月1日まで開かれています。

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