「UFOの日」イタリアに出現していた宇宙人は大学生? 教授が激写した写真発掘

「宇宙人」の画像(レディットから)

6月24日は「UFOの日」。1947年6月24日、世界で初めてUFOに遭遇したとされる“ケネス・アーノルド事件”にちなんだものだ。米実業家ケネス・アーノルド氏が自家用機で飛行中、奇妙な物体を目撃。当時、米メディアはその物体を「空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)」と呼び、大騒動となった。UFOといえば、やはり宇宙人はセットだろう。ここ最近、約40年前の宇宙人の写真が発掘され、UFOマニアの間で話題になっている。

本来、UFOは未確認飛行物体だったが、現在では“宇宙人の乗り物”というイメージがつくようになったため、安全保障上はUAP(未確認異常現象)と呼ぶようになった。

最近、話題になっているのはイタリアのパヴィア大学教授が1986年に宇宙人を撮影した複数の写真だ。それらの写真は88年にイタリア・ミラノの日刊紙「コリエレ・デラ・セラ」の週刊付録に掲載された。しかし、一部の地域向けの付録で広く配布されず、同紙のデジタル化前でネットにアップされなかった。そのため、写真は36年間、埋もれていた。

それが最近、掲示板型SNSレディットに、アカウント名「ユーフォナウター」が5枚の写真を発掘し、アップしたのだ。

写真が撮影された経緯はこうだ。86年夏、パヴィア大学の教授が犬の視覚に関する実験を行っていた。その時、宇宙人が出現し、「自分は宇宙人であり、観察し、瞑想し、テレパシーでメッセージを送信している」と頭の中に語りかけてきたという。教授はニコンのカメラで何枚も撮影、コリエレ紙に投稿し、88年に掲載となった。

当時の記事では「本物の宇宙人か? これらは1986年夏、パヴィアの大学教授によって撮影された写真。偶然、教授の前に現れたとされる宇宙人の実体だ。教授は理性的で、UFOには懐疑的な人間だが、宇宙人を撮影してしまった。教授は匿名を条件に写真を提供することに同意した」と記された。

写真を見ると、宇宙人らしき人型の生物が立ち上がったまま叫び声を上げ、のたうち回っているような感じだ。高性能カメラで撮ったはずだが、ピントが合っていないのが不思議だ。

UFO研究家は「教授は誹謗中傷を恐れ、匿名での投稿の上、新聞社からのインタビューを断ったため、新聞には限られた情報しか書かれていません。その後、他メディアも教授を特定することができなかったようです。実際、この写真は読者からかなり嘲笑されたようです。それでも1か月ほど話題になり、宇宙人説以外にも、外科医説、アイススケートの選手説、ボブスレーなどソリの選手説が出たようです」と語る。

果たして真相は…。

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